Genki一杯

Top Page > レポート > レースレポート > TOKYO2020プレ大会

TOKYO2020プレ大会

クラス:1.2クラス ワンデーレース
開催国:日本
日程:7月21日
距離:180km
天候:曇り



平均ワット:198W
最大ワット:897W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:中島康晴、大久保陣、山本元喜、椿大志、新城雄大

東京オリンピックのコースを使用してのプレレースという位置づけの大会。


レース前のミーティング

今日の自分の動きは集団に待機して、後半の動きに乗っていくというもの。
出場選手に強力な選手が多いので少しでも粘ることを目標として走る。。


レースレポート

今日は序盤は一切動かないので集団後方で落ち着きながらパレード走行をこなす。
10kmの眺めのパレード走行なのだが、非常に観客が多いのが印象的。
それこそ、今まで自分が走ったレースの中では、ジロぐらいしかこれ以上の盛り上がりを見たことは無いレベル。
あまり告知していない、1回目の大会でここまで観客の人が集まるというのは、かなり凄い事だと感じる。
パレードが終わりレースが始まる。
しばらくアタックと吸収が続いた後に5名程が抜け出していく。
自分は集団のほぼ最後尾にいたため、逃げの詳しいメンバーを把握することはできなかった。
後に雄大を含む逃げであったという事を知る。
集団のペースが落ち着き、このままの状態でとりあえずは道志道まで進むかと落ち着いていると、30km過ぎで再び集団が活性化する。
始めに9名が一気に抜け出していき、それを追う動きで何度も細かいアタックがかかるが吸収される。
シマノの入部さんを含む5名が抜け出したところで再び集団のペースが緩む。
抜け出した9名がかなり強力であったこともあり、集団にレース終了を感じさせる雰囲気が流れる。
このままでは途中で打ち切られる可能性がある、と感じたので動き始める。
集団から先行すると数名の選手が付いてきたので、そのまま逃げを試みる。
しかし、やはり集団に追われて、追いつかれる。
そしてそこからアタックと吸収が連続し続ける。
いつ終わるんだ?というレベルのハイペース&アタックが延々と連続し続け、ガンガン疲労していく。
比較的前方に位置することで中切れに巻き込まれるような事態にはならなかったが、抜け出せるような気配もなかった。
次第に前方に数名の選手が見えるようになる。
助教的にはよく分からなかったが、この時までに追加で7名以上の選手が抜け出したことで集団のペースが若干落ち着く。
小集団を前方に捕らえた状態でしばらくの間、進む。
ブリッヂを仕掛けたいが、単独では届かないだろうという距離。
さらに、アタックすることで集団が再活性化することを考えると、仕掛ける判断は中々難しい。
差がジワジワ開いていき、さらに前のペースが上がったのか、数名の選手が千切れてメイン集団に戻ってきた。
結果的に、このタイミングで前の集団に入れていないと勝敗に絡むことはできなかったと言える。
自分が動き始めたタイミングからここまで、20km弱が経過していた。
スタートから50km程しか経過していないにも関わらず、脚の疲労感はかなりのものになっており、集団の人数も40人ほどに絞られていた。
合計で20人近くが前に抜け出したことにより集団のペースは安定し、道志みちに向けて淡々と進んでいく。
このままペースで山頂を通過するのか、と思っていると山頂まで4km程の所でBSの石橋がアタック。
するとGBRが2人前に出てきて集団を牽引し始める。
千切れないギリギリのライン、辛いという中々に絶妙なペースで引き続けられる。
石橋が集団に戻って来てからもペースは落ちない。
「GBR?グバァー?どこの国だ!?」
なんて考えながら必死に付いていく。
しんどくて頭が回っていなかったが、GBRはグレートブリテン=イギリスの国名コードだった。
集団で山頂通過、ここまで10分間340W。
山頂直後に数えると、集団の人数は20人以下に絞られていた。
「この人数であと100km走るの?」と恐怖する。
まだ80kmしか経過していない。
前に残った他の選手も、少人数でゴールを目指すことにあまり積極的ではなく、再び集団の人数が増える。
その後に、籠坂峠を越えて下り、思い出の富士スピードウェイへ。
富士スピードウェイに入る前から集団の協調が乱れ始め、細かな分裂と合流を繰り返す。
富士スピードウェイに入ってからはさらにそれが激しくなり、イギリス2人とドイツ1人、そしてキナンから椿が加わった4人が集団から飛び出していった。
一度スピードウェイを抜ける。
2周目に向かっている最中にも集団が割れたり繋がったりする。
攻撃を仕掛けている、というよりは「もういいけど、抜け出されるのは癪」という選手と「完走したい」という選手、そして「三国峠だけは勘弁してください」という選手の思惑が入り乱れている感じ。
スピードウェイに入る直前に7人ほどの抜け出しが再び生まれ、そこに自分も加わる。
そしてその集団のまま三国峠に突入する。
よし、ここから頑張るぞ!と気合を入れたものの、そこまでのダメージに加え、強烈な勾配により大失速。
抜け出しの集団から千切れるだけでなく、後ろから追い上げてきた選手にも何度か抜かれ、ヘロヘロの状態で三国峠を通過。
山中湖の湖畔に入るが緩やかなアップダウンでペースを伸ばせない。
後ろを確認すると数名が見えたので、そこに合流する。
アイルランドの選手とドイツの選手、NIPPOのボウ、中島さん、トレンガヌの選手の5名の集団に加わる。
その後の籠坂峠で、タイムアウトを恐れた中島さんが踏んでいって、見えなくなった。
アイルランド人がかなり牽引してくれて、ハイペースで下りもクリアし再び富士スピードウェイへ。
その集団のままゴールした。
43位


感想

作戦通りに集団で備えていたが、逃げた方が確実に楽な展開だった。
また、思った以上に三国峠で踏めずに大失速したので、そこは改善点。
色々と後悔する点の多いレースだったので次に備えて記憶と気持ちを整理していきたい。
これからのシーズン後半に向けて、一度リフレッシュして気合を込めて挑むようにしたい。


キツさレベル
10
何度か脚が攣りかける場面もあり、ギリギリのゴールだった。


チームスポンサー商品紹介
アスリチューン エナゲイン 運動前「持続型」 ピーチ味

実はアスリチューンが一番初めに開発した補給食との事。
1日をフルパワーで活動できるように考えられた成分が惜しげもなく投入されている。
良い素材を使っているせいで利益が全然でないと嘆いていました。
自分のオススメの使い方としてはレース前に1本とレース開始30分で1本飲むのが良い感じ。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!

山本元喜の本はコチラ!

COMMENTS

0 Comments
There are no comments yet.

REPLY

Leave a reply