おおいたアーバンクラシック
CATEGORYレースレポート
クラス:1.2クラス ワンデーレース
開催国:大分
日程:8月11日
距離:150km
天候:晴れ
開催国:大分
日程:8月11日
距離:150km
天候:晴れ
平均ワット:236W
最大ワット:1116W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:中島康晴、大久保陣、山本元喜、山本大喜、椿大志
大分県で開催されたUCIレース。
1周11.6kmのコースを13周するレース。
昨年から2カ月も開催が早くなったことで暑さとの戦いにもなる。
レース前のミーティング
大喜と陣さんが逃げを積極的に狙っていき、椿と中島さんは後半あるいは勝負所まで温存。
自分はフレキシブルに動いていきつつ、基本はアシスト的な動きをとるという作戦。
レースレポート
今日はあまり積極的に逃げを狙っていくのではなく、動きの中で大喜や陣さんが動けない際にフォローするという感じ。
スタートも比較的前には並んでいたが、先頭ではない。
もっとも、スタート直後にほぼ先頭にまで一気に上がったが。
スタート後はしばらくの間、様子を見ながら前方位置をキープする。
昨年は後方に下がったことで、強烈なインターバルを食らい脚が無くなってしまっていた。
常に前をキープしつつ、展開を見守る。
始めに動いたのは1周目の終わりに向かう登り。
麓から踏んでいき、そのままペースを維持する。
強烈なアタックという感じではなく、ハイペースを維持するというイメージ。
ゴールラインを過ぎたところで集団が20人ほどに分裂していた。
しかし、その後の下り区間で集団に追いつかれ振り出しに戻る。
思っていたよりも調子が良さそうで、多少の逃げであれば登り一本で追いつけそうな感覚。
その余裕もあり、しばらくは動かずに様子を見続ける。
そして2周目の終わりに向かう登りへ。
中島さんが数名で飛び出していたが、集団が追いかける動きをしたので、それが追いついたところで再びアタック。
ゴールラインを過ぎたところで10名程になっており、ドームの周囲を回っている最中に20人になる。
後ろを振り返ると集団が見えなくなっており、全員でローテーションを開始する。
各チームが選手を送り込んでいたこともあり、メイン集団は一旦は様子見の状態になり、タイム差が広がっていく。
キナンからは自分と椿、マトリックスは安原、小森さん、ホセ、愛三は外国人が1名、右京は横塚、シマノは木村、ブリッツェンは堀と小野寺、BSは今村、那須は1人、イナーメから米谷、Xスピードからは2人、トレンガヌからは3人、サプラから2人、敬称略。
そこから2分ほどまでは順調にタイム差が広がっていく。
その間にチームカーと話をし、自分は暑さでイマイチ調子が良くないため、椿で勝負することが確定する。
自分も、無駄足を使い過ぎないように、終盤まで動ける余裕は残しておくようにと、指示を受ける。
タイム差が広がったところで、ジワジワとタイム差が詰まりはじめ、BSが追走しているという情報が入る。
逃げもペースを上げ、追い合いが始まる。
6周目にはタイム差が1分半を切り、一度振り出しに戻るのか?と身構えるが、すぐにタイム差が2分にまで開き、7周目に入るころには3分20秒まで開いていた。
追走が終わったな、と思いながらドームの周りを走り、対面通行区間に入ったところで、恐ろしい光景が目に入る。
メイン集団が木端微塵。
バラバラになりながら登りを登っており、中島さんも途中に居た。
逃げに乗っていて良かったと心から思った瞬間であった。
後ろが木端微塵になったことで勝負は逃げ集団で決まることがほぼほぼ確定した。
若干ペースが落ち、牽制モードが漂う中で、タイムボードに2分差と表示される。
チームカーまで下がって話を聞くと、中島さんを含む4名が追走をかけていると、伝えられる。
中島さんを待ってもいい、とも言われたのでローテーションに入ることを控え、待つ。
徐々にタイム差が詰まってくるが、残りの距離も減っているため、集団も仕掛け合いが始まりつつある。
イナーメの米谷選手が集団から抜け出した状態でラスト3周に入る。
協調が崩れ始め、アタックと追走が繰り返される。
何度か神経質に反応してみたが、あまり決まる気配が無かったので、一度下がって落ち着いてみる。
集団が割れたのがラスト2周に入った直後。
ホセ選手と共に前に出た、椿、トレンガヌ2人、Xスピード1人が先行を開始する。
自分ともう一人のXスピードの選手が追走のけん制に入り、差が広がっていく。
一気に差が広がった感じではなかったが、5人の抜け出しが決まり、しばらくの間チェックに入り続ける。
出来れば単独でブリッヂを仕掛けたい、と思い、住宅地に入ったタイミングで登りを利用して一気にアタックを仕掛ける。
最初はかなり良いペースで差が詰まったものの、脚が攣って失速。
後ろを振り返ると集団が伸びていたのでやめる。
自分のカウンターで、BSの今村選手とXスピードの選手が飛び出していく。
他の選手も続いていたので、そこには付く。
結局、2人がブリッヂに成功し、7人になった逃げが先行する。
後方集団はペースを維持する程度が限界で、差が詰まることは無かった。
レースが進み、ラスト1周に入ったところで、ホセ選手が前から千切れてくる。
逃げは6人になり、後方集団は7位争い。
住宅地前に横塚選手が単独でアタックして先行する。
集団も何度か追おうとするが差が詰まらない。
集団のペースが落ちるタイミングを見て、自分が単独でアタックし、横塚選手にブリッヂして合流する。
そこからは2人でローテーションしながら、ゴールを目指し、自分が先着でゴール。
椿がトップ集団で5位でゴールし、自分が7位でゴール。
感想
かなり暑さのあるレースだったので、正直ここまで動けるとは予想していなかった。
思った以上に動けたので良かったが、それが分かっていればもっと別の動きもあったかもしれないと思うと悔しい。
展開的には自分と椿が逃げに入れたことでかなり有利に運ぶことが出来たので良かった。
良い展開ではあったが、椿を含む5人の逃げが決まってからの動きに関しては、もう少し考えるべきだったと思う。
悪くない結果と反省点の両方を得ることが出来たので、良いレースだったと思う。
次のレースに向けて頑張っていきたい。
キツさレベル
10
足が攣るくらいに追い込み切ることが出来た。
暑さもあってかなり苦しかった。
チームスポンサー商品紹介
フィジーク Cyrano R1 ステム
チームで使っているフィジークのステム。
アルミ製で頑丈。
4本ネジでハンドルを固定するのでずれる心配も無し。
自分が気に入っているポイントはそのネジがトルクスレンチ用のネジになっているというところ。
トルクスネジでリアディレイラーを固定するカンパとの相性が良く、径も同じなので輪行の際にトルクスレンチ1本でリアディレイラーとハンドル周りを閉めることができる。
カンパを使っていて輪行することが多い方におすすめ。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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最大ワット:1116W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:中島康晴、大久保陣、山本元喜、山本大喜、椿大志
大分県で開催されたUCIレース。
1周11.6kmのコースを13周するレース。
昨年から2カ月も開催が早くなったことで暑さとの戦いにもなる。
レース前のミーティング
大喜と陣さんが逃げを積極的に狙っていき、椿と中島さんは後半あるいは勝負所まで温存。
自分はフレキシブルに動いていきつつ、基本はアシスト的な動きをとるという作戦。
レースレポート
今日はあまり積極的に逃げを狙っていくのではなく、動きの中で大喜や陣さんが動けない際にフォローするという感じ。
スタートも比較的前には並んでいたが、先頭ではない。
もっとも、スタート直後にほぼ先頭にまで一気に上がったが。
スタート後はしばらくの間、様子を見ながら前方位置をキープする。
昨年は後方に下がったことで、強烈なインターバルを食らい脚が無くなってしまっていた。
常に前をキープしつつ、展開を見守る。
始めに動いたのは1周目の終わりに向かう登り。
麓から踏んでいき、そのままペースを維持する。
強烈なアタックという感じではなく、ハイペースを維持するというイメージ。
ゴールラインを過ぎたところで集団が20人ほどに分裂していた。
しかし、その後の下り区間で集団に追いつかれ振り出しに戻る。
思っていたよりも調子が良さそうで、多少の逃げであれば登り一本で追いつけそうな感覚。
その余裕もあり、しばらくは動かずに様子を見続ける。
そして2周目の終わりに向かう登りへ。
中島さんが数名で飛び出していたが、集団が追いかける動きをしたので、それが追いついたところで再びアタック。
ゴールラインを過ぎたところで10名程になっており、ドームの周囲を回っている最中に20人になる。
後ろを振り返ると集団が見えなくなっており、全員でローテーションを開始する。
各チームが選手を送り込んでいたこともあり、メイン集団は一旦は様子見の状態になり、タイム差が広がっていく。
キナンからは自分と椿、マトリックスは安原、小森さん、ホセ、愛三は外国人が1名、右京は横塚、シマノは木村、ブリッツェンは堀と小野寺、BSは今村、那須は1人、イナーメから米谷、Xスピードからは2人、トレンガヌからは3人、サプラから2人、敬称略。
そこから2分ほどまでは順調にタイム差が広がっていく。
その間にチームカーと話をし、自分は暑さでイマイチ調子が良くないため、椿で勝負することが確定する。
自分も、無駄足を使い過ぎないように、終盤まで動ける余裕は残しておくようにと、指示を受ける。
タイム差が広がったところで、ジワジワとタイム差が詰まりはじめ、BSが追走しているという情報が入る。
逃げもペースを上げ、追い合いが始まる。
6周目にはタイム差が1分半を切り、一度振り出しに戻るのか?と身構えるが、すぐにタイム差が2分にまで開き、7周目に入るころには3分20秒まで開いていた。
追走が終わったな、と思いながらドームの周りを走り、対面通行区間に入ったところで、恐ろしい光景が目に入る。
メイン集団が木端微塵。
バラバラになりながら登りを登っており、中島さんも途中に居た。
逃げに乗っていて良かったと心から思った瞬間であった。
後ろが木端微塵になったことで勝負は逃げ集団で決まることがほぼほぼ確定した。
若干ペースが落ち、牽制モードが漂う中で、タイムボードに2分差と表示される。
チームカーまで下がって話を聞くと、中島さんを含む4名が追走をかけていると、伝えられる。
中島さんを待ってもいい、とも言われたのでローテーションに入ることを控え、待つ。
徐々にタイム差が詰まってくるが、残りの距離も減っているため、集団も仕掛け合いが始まりつつある。
イナーメの米谷選手が集団から抜け出した状態でラスト3周に入る。
協調が崩れ始め、アタックと追走が繰り返される。
何度か神経質に反応してみたが、あまり決まる気配が無かったので、一度下がって落ち着いてみる。
集団が割れたのがラスト2周に入った直後。
ホセ選手と共に前に出た、椿、トレンガヌ2人、Xスピード1人が先行を開始する。
自分ともう一人のXスピードの選手が追走のけん制に入り、差が広がっていく。
一気に差が広がった感じではなかったが、5人の抜け出しが決まり、しばらくの間チェックに入り続ける。
出来れば単独でブリッヂを仕掛けたい、と思い、住宅地に入ったタイミングで登りを利用して一気にアタックを仕掛ける。
最初はかなり良いペースで差が詰まったものの、脚が攣って失速。
後ろを振り返ると集団が伸びていたのでやめる。
自分のカウンターで、BSの今村選手とXスピードの選手が飛び出していく。
他の選手も続いていたので、そこには付く。
結局、2人がブリッヂに成功し、7人になった逃げが先行する。
後方集団はペースを維持する程度が限界で、差が詰まることは無かった。
レースが進み、ラスト1周に入ったところで、ホセ選手が前から千切れてくる。
逃げは6人になり、後方集団は7位争い。
住宅地前に横塚選手が単独でアタックして先行する。
集団も何度か追おうとするが差が詰まらない。
集団のペースが落ちるタイミングを見て、自分が単独でアタックし、横塚選手にブリッヂして合流する。
そこからは2人でローテーションしながら、ゴールを目指し、自分が先着でゴール。
椿がトップ集団で5位でゴールし、自分が7位でゴール。
感想
かなり暑さのあるレースだったので、正直ここまで動けるとは予想していなかった。
思った以上に動けたので良かったが、それが分かっていればもっと別の動きもあったかもしれないと思うと悔しい。
展開的には自分と椿が逃げに入れたことでかなり有利に運ぶことが出来たので良かった。
良い展開ではあったが、椿を含む5人の逃げが決まってからの動きに関しては、もう少し考えるべきだったと思う。
悪くない結果と反省点の両方を得ることが出来たので、良いレースだったと思う。
次のレースに向けて頑張っていきたい。
キツさレベル
10
足が攣るくらいに追い込み切ることが出来た。
暑さもあってかなり苦しかった。
チームスポンサー商品紹介
チームで使っているフィジークのステム。
アルミ製で頑丈。
4本ネジでハンドルを固定するのでずれる心配も無し。
自分が気に入っているポイントはそのネジがトルクスレンチ用のネジになっているというところ。
トルクスネジでリアディレイラーを固定するカンパとの相性が良く、径も同じなので輪行の際にトルクスレンチ1本でリアディレイラーとハンドル周りを閉めることができる。
カンパを使っていて輪行することが多い方におすすめ。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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