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ツール・ド・北海道 1日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催地:北海道
日程:9月6日
距離:181km
天候:晴れ



平均ワット:225W
最大ワット:1023W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:1マルコス・ガルシア、2トマ・ルバ、3サルバドール・グアルディオラ、4山本元喜、5新城雄大


レース前のミーティング

トマ、サルバ、マルコスは総合上位を狙って動き、自分と雄大は可能であれば逃げに加わる、という感じ。


レースレポート

今日は逃げに乗れれば乗った方が良いが、そこまで重要性が高いわけではない、という事で集団内でレースをスタートする。
0km地点を過ぎるが、集団のペースはあまり上がらず。
しばらくしてから、セントジョージの緩いアタックで集団が伸びる。
その後の動きで雄大が入った数名が先行する。
決まってくれると楽だろうと考え、先頭に出て少し遅めのペースで牽いてみるが、後ろからアタックが追加でかかり、活性化する。
一度、先行していた選手が全員吸収され、振り出しに戻る。
その後に発生したアタックに反応すると、10人ほどで先行する展開になる。
有力チームも結構な数が入っており、中々に悪くない。
さらにそこに、集団からすうめいが ブリッヂしてくる。
完全に逃げを決めにかかる雰囲気の集団でハイペースのローテーションが始まる。
不定期に後ろを振り返ってメイン集団との距離の開き方を確認するが、中々大きくは開かない。
メイン集団では追走を狙うアタックが頻発し続け、一向にペースが落ちていなかったらしい。
しかし、メンバー的にはかなり美味しい逃げなので絶対に潰したくない。
とにかく踏んで、ペースを落とさずに逃げを決めにかかる。
タイム差40秒前後で追いかけあいが続く。
逃げが決定的に決まったのは、25kmから始まった登り。
NIPPOのザッカンティが登りの途中から一本引きでペースを引き上げ、自分の数値で麓から頂上までの5分間を380Wで踏み切ってタイム差を広げたことで逃げが決まった。
必死に付いていきながら、後ろを振り返った際には、メイン集団からのアタックが迫ってきていたので、吸収も少し覚悟したが、決まってくれて良かった。
それでもタイム差は2分ほどの状態で、しばらくレースが進む。
50km手前から始まる登りを登っている最中に、後続から2名が追いついてきているとタイムボードに表示される。
トマが追走を仕掛けたのか?と思っていると後ろから、NIPPOの選手とマトリックスのホセが追いついてくる。
この時点で、先頭のメンバーは、
自分
NIPPO(ザッカンティ、ボウ)
マトリックス(安原、ホセ)
右京・クローム
セントジョージ1人
トレンガヌ1人
ブリジストン・徳田優
那須1人
京産1人
の、合計11人。
NIPPOが二人入っているという時点でキナンとしてはかなり不利。
この集団を逃げ切らせるのはかなりマズイ、と判断して付き位置になる。
メイン集団とのタイム差3分の状態で1つ目の山岳ポイントを通過する。
ちゃっかり3位通過しておいた。
そのタイム差のまま、2回目の山岳ポイントへ。
ここも2位通過しておいた。
そこから下りに入り、しばらくしたところでチームカーが前に上がって来て、キナンが攻撃を仕掛けているから前を牽く必要はない、と告げられる。
ローテーションを求めてくる他のチームに説明して、付き位置になる。
そしてそのまま付き位置で残りの距離を消化していく。
付き位置とは言ったもの、アップダウンの激しいコースという事もあり、そこまで楽なわけではない。
また、集団後方での牽制の仕掛け合いが起きたりもするので、ペースも一定でなかったりもする。
前半の逃げを決めきるまでに脚を消耗していたこともあって、あまりいい感覚ではない状態で逃げ続ける。
地味に長い登りを越え続け、いよいよ距離が少なくなってくる。
ラスト50km辺りではタイム差が3分を割り込んでくる。
ずっと綺麗に続いていた協調体制も、ラスト25kmで崩壊。
アタックの仕掛け合いが始まり、分断と合流を繰り返す。
焦って無駄足を使わないように、冷静に状況を見極めつつ、危ないタイミングでは動いていく。
何度目かの動きで集団が二分された後に、ザッカンティが単独で飛び出す。
少し待ったが、誰も反応しそうになかったので、自分がアタックして追いかける。
しばらく踏んで後ろを振り返ると集団と離れている。
ラスト21km、最後の山岳ポイントまで3km。
前のザッカンティに合流できればかなりのチャンス。
しかし、踏み切ってしまって大失速すると元も子も無いので、自分の限界ギリギリのラインを感じながら、全力で追い込む。
一時的には12秒差まで詰めたものの、そこから先を詰めることが出来ず。
頂上に向けて徐々に速度を上げていくザッカンティと離されていき、逆に後ろから追い上げてくる選手と差を詰められる。
山岳ポイントだけは獲得したいと思い、2位通過したところで、後ろからホセとクロームに追いつかれる。
その後ろにはボウしっかりと付き位置でマークしていた。
自分、ホセ、クロームの3人でザッカンティに追いつくためにローテーションを始める。
しかし、差が詰まらない。
むしろ開く。
さらにそこに後ろから、登りで遅れていた京産とトレンガヌと徳田の3人が追いついてくる。
ボウを除く6人でローテーションを回すが、ザッカンティとの差は詰まらない。
下り切って、平坦基調の直線に入ったところで遠くにザッカンティが見える。
追いつける可能性もあるかも、と全力で追ったが、追いつけず。
ラスト1kmを切ったところで牽制がかかりつつゴールスプリントへ入っていく。
スプリントを始める位置も、かかりも全然悪く最後尾でゴールした。
ステージ8位。


感想

体幹的には調子が悪いのか?と感じるほどの辛さではあったが、数値的にはかなりいいものが多く、レースの強度が高かったという事になる。
最後の山岳ポイントへ向かう登りでの仕掛け合いの判断が悪く、ここぞというタイミングを逃してしまったのは大きな痛手であった。
経験としてはかなりいいものを積むことが出来たので、次に生かせるようにしたい。


キツさレベル

コース自体もかなりハードで、特に前半で脚を使っていたので非常に辛かった。

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