ツール・ド・シアク 1日目
CATEGORYレースレポート
クラス:2.2クラス ステージレース
開催地:インドネシア
日程:9月19日
距離:59km
天候:晴れ
開催地:インドネシア
日程:9月19日
距離:59km
天候:晴れ
平均ワット:255W
最大ワット:1153W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:1山本元喜、2椿大志、3トマ・ルバ、4マルコス・ガルシア、5サルバドール・グアルディオラ
レース前のミーティング
今回のレースは平坦基調で総合を決めに行きにくいレースでもあるので、1日1日のステージを狙いつつレースを組み立てていくという作戦。
初日はとりあえず全員逃げ狙い。
ラスト3kmまで逃げを狙って動き続け、集団であれば椿がスプリントする。
レースレポート
今回のレースは、少し前にシアクで起きた野焼きの延焼によるガスの発生によって、距離を短縮して行われる。
初日の今日は59kmでのレースとなる。
距離が短いこともあって、逃げが元気なままゴールに辿り付くため、逃げ切りが十分にあり得るステージ。
また、全ステージド平坦という事で、大きなタイム差は付けづらいことも予想され、スタート後9kmと30km辺りにある中間スプリントも重要。
ちなみに昨年優勝したセントジョージと強豪のサプラはレースキャンセル。
11チーム、出走人数55人で行われる、かなりカオスなレースとなる。
レースのスタートも1時のはずが、スタートラインに並んでからも中々始まらない。
隣にいる他チームの外人選手が「レースが短縮されたから、ゴールタイムを合わせるために待たされてるんだぜ。あと1時間半でスタートだ」なんて言ってるのも聞こえる。
ちなみに過半数の選手がマスク装備でスタートラインに並んでいる異様な光景。

結局、レースは20分強待たされてスタートした。
そして、先導のコミッセールカーが速い。
選手が一人だけドラフティングに入ってベタ付きした状態で100m以上離れていく。
そういえば、去年は離れたままスタートしてたな……、なんて考えていると、そのままレースが始まる。

アタックが繰り返されながら、開始前から単独先行していた選手が吸収される。
アタックが頻発するが、逃げは決まらない。
大きな道を逸れる。
細いうえにコーナーが頻発しかなりテクニカル。
ギリギリ先頭が見える位置まで下がってしまうが、その位置をキープする。
中間スプリントの距離が近づいてくるが、前に上がることが出来ない。
少ししてメーターを確認すると中間スプリントがあるはずの9kmを通過している。
いつの間にか中間スプリントを終えたのか?と不思議に思っていると大通りに戻ってくる。
集団の先頭が唐突にアタックし、11kmの中間スプリントを通過する。
その後、再びアタックが頻発し、集団が割れる。
椿、サルバ、マルコスを含む20名近くが先行する。
これは決まる!と判断し、ブリッヂをかける選手に飛びつき、前に追いつく。
そこからローテーションに加わり逃げを決めにかかる。
後ろから10名近くが追いついてくるが、そこから30秒ほど離れている集団は小さく、霞んでいる。
先頭が30名程なので、後方は25人ぐらい。
少なくとも先頭集団はゴールまで行くはず。
しかし、ローテーションを渋る選手が多く、先頭からアタックがかかり分断と合流が繰り返す。
何度かの分断の際に、上手く先頭に加われ、そのまま先行する。
そこに後ろからサルバを含む数名が合流し、8人の逃げが形成される。
メンバーは
黄色のイランチームが2人
キナンが自分とサルバの2人
トレンガヌが1人
水色のチームが1人
ゴーフォーゴールドが1人
前にキナンに居たロイック
というメンツ。
全員が逃げることに協力的で、綺麗にローテーションが回りタイム差が開いていく。
すぐに45秒ほどに広がり、その後ジワジワと1分まで広がる。
30km過ぎの中間スプリントで前の協調が一度崩れる。
自分も狙いに行ったが、中間スプリントの距離表示を見逃し、失敗する。
協調が一時的に崩れたことでタイム差が45秒まで詰まる。
後ろを振り返って集団を確認したが、ガスで曇っており、確認できない。
その後、ラスト20kmを切ったところでタイム差が40秒を切ってくる。
これは捕まるな……、と思って後ろを見てみたが、ガスで曇っており、確認できない。
その後、逃げのペースが上がったこともあり、タイム差が50秒まで一気に広がる。
普通であれば40秒を切った時点で目視されて、捕まっていたハズだが、煙に助けられた。
その後ラスト10km程でタイム差1分半。
逃げ切りがほぼ確実になる。
この時点で自分の調子はかなり悪い。
明らかに酸素が足りていない感覚で脚も思い。
サルバにそれを告げると「俺もだ。みんなキツイだろうから大丈夫」と言われる。
シアックにかかる大きな橋に差し掛かる。

去年はセントトジョージがここでアタックして逃げを決めた。
逃げの分断があるのではないかと、かなり警戒していたが、全員で越える。
その先の下ったところで、アタックの仕掛け合いが始まる。
絶対に外さないようにチェックに入りつつ、自分からも動いてみるが決めれない。
ラスト3kmを切ったところで、黄色のイランチームの一人が先頭に出て、一定で牽き続ける。
そこからラスト500mまで漢の一本牽き。
ラスト400mを切ったところで3番手につけていた自分がゴールスプリントを開始する。

全力で仕掛けたが、ラスト100mを切ったところでごぼう抜きにあい、6位でゴール。
サルバは5位でゴール。
感想
展開が上手く嵌ってくれたおかげで逃げに入ることが出来た。
延焼のせいなのか、明らかに空気が汚く薄いイメージを受ける。
今日のペースであれば踏み切れたが、もう少しペースが上がっていたり、距離が伸びてくると限界で千切れていた可能性がある。
心を強く持って明日も頑張りたい。
キツさレベル
9
コースだけでなく、環境面で非常に疲れた。
チームスポンサー商品紹介
FULCRUM SPEED 55T
フルクラムのカーボンホイールのディープモデル。
今日のレースではこのホイールを使用しました。
ワイドリムとリムハイトが高いことで空力性能がよく、平坦基調のコースに適しています。
特に時速40kmを越えてくるレーススピードで本領を発揮します。
低速でも分かる圧倒的な直進安定性も魅力です。
まさにレースモデルというホイールだと思います。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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最大ワット:1153W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:1山本元喜、2椿大志、3トマ・ルバ、4マルコス・ガルシア、5サルバドール・グアルディオラ
レース前のミーティング
今回のレースは平坦基調で総合を決めに行きにくいレースでもあるので、1日1日のステージを狙いつつレースを組み立てていくという作戦。
初日はとりあえず全員逃げ狙い。
ラスト3kmまで逃げを狙って動き続け、集団であれば椿がスプリントする。
レースレポート
今回のレースは、少し前にシアクで起きた野焼きの延焼によるガスの発生によって、距離を短縮して行われる。
初日の今日は59kmでのレースとなる。
距離が短いこともあって、逃げが元気なままゴールに辿り付くため、逃げ切りが十分にあり得るステージ。
また、全ステージド平坦という事で、大きなタイム差は付けづらいことも予想され、スタート後9kmと30km辺りにある中間スプリントも重要。
ちなみに昨年優勝したセントジョージと強豪のサプラはレースキャンセル。
11チーム、出走人数55人で行われる、かなりカオスなレースとなる。

隣にいる他チームの外人選手が「レースが短縮されたから、ゴールタイムを合わせるために待たされてるんだぜ。あと1時間半でスタートだ」なんて言ってるのも聞こえる。
ちなみに過半数の選手がマスク装備でスタートラインに並んでいる異様な光景。

結局、レースは20分強待たされてスタートした。
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少ししてメーターを確認すると中間スプリントがあるはずの9kmを通過している。
いつの間にか中間スプリントを終えたのか?と不思議に思っていると大通りに戻ってくる。
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その後、再びアタックが頻発し、集団が割れる。
椿、サルバ、マルコスを含む20名近くが先行する。
これは決まる!と判断し、ブリッヂをかける選手に飛びつき、前に追いつく。
そこからローテーションに加わり逃げを決めにかかる。
後ろから10名近くが追いついてくるが、そこから30秒ほど離れている集団は小さく、霞んでいる。
先頭が30名程なので、後方は25人ぐらい。
少なくとも先頭集団はゴールまで行くはず。
しかし、ローテーションを渋る選手が多く、先頭からアタックがかかり分断と合流が繰り返す。
何度かの分断の際に、上手く先頭に加われ、そのまま先行する。
そこに後ろからサルバを含む数名が合流し、8人の逃げが形成される。
メンバーは
黄色のイランチームが2人
キナンが自分とサルバの2人
トレンガヌが1人
水色のチームが1人
ゴーフォーゴールドが1人
前にキナンに居たロイック
というメンツ。
全員が逃げることに協力的で、綺麗にローテーションが回りタイム差が開いていく。
すぐに45秒ほどに広がり、その後ジワジワと1分まで広がる。
30km過ぎの中間スプリントで前の協調が一度崩れる。
自分も狙いに行ったが、中間スプリントの距離表示を見逃し、失敗する。
協調が一時的に崩れたことでタイム差が45秒まで詰まる。
後ろを振り返って集団を確認したが、ガスで曇っており、確認できない。
その後、ラスト20kmを切ったところでタイム差が40秒を切ってくる。
これは捕まるな……、と思って後ろを見てみたが、ガスで曇っており、確認できない。
その後、逃げのペースが上がったこともあり、タイム差が50秒まで一気に広がる。
普通であれば40秒を切った時点で目視されて、捕まっていたハズだが、煙に助けられた。
その後ラスト10km程でタイム差1分半。
逃げ切りがほぼ確実になる。
この時点で自分の調子はかなり悪い。
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サルバにそれを告げると「俺もだ。みんなキツイだろうから大丈夫」と言われる。
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去年はセントトジョージがここでアタックして逃げを決めた。
逃げの分断があるのではないかと、かなり警戒していたが、全員で越える。
その先の下ったところで、アタックの仕掛け合いが始まる。
絶対に外さないようにチェックに入りつつ、自分からも動いてみるが決めれない。
ラスト3kmを切ったところで、黄色のイランチームの一人が先頭に出て、一定で牽き続ける。
そこからラスト500mまで漢の一本牽き。
ラスト400mを切ったところで3番手につけていた自分がゴールスプリントを開始する。

全力で仕掛けたが、ラスト100mを切ったところでごぼう抜きにあい、6位でゴール。
サルバは5位でゴール。
感想
展開が上手く嵌ってくれたおかげで逃げに入ることが出来た。
延焼のせいなのか、明らかに空気が汚く薄いイメージを受ける。
今日のペースであれば踏み切れたが、もう少しペースが上がっていたり、距離が伸びてくると限界で千切れていた可能性がある。
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今日のレースではこのホイールを使用しました。
ワイドリムとリムハイトが高いことで空力性能がよく、平坦基調のコースに適しています。
特に時速40kmを越えてくるレーススピードで本領を発揮します。
低速でも分かる圧倒的な直進安定性も魅力です。
まさにレースモデルというホイールだと思います。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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