熊野古道ヒルクライム
CATEGORYフォトレポート
先週末はキナンが主催する熊野古道ヒルクライムにゲスト選手として招待してもらいました。
今回は頑張って登った内容を写真と共に紹介します。
今回は頑張って登った内容を写真と共に紹介します。
熊野古道ヒルクライムは実は結構昔から開催されており、今回で15回目でした。
キナンサイクリングチームは、毎年ゲストチームとして招待してもらっていたのですが、自分が参加したのは今回が初めて。
今年までは毎年、何かしらのイベントが被っており、参加することが出来ていなかったのです。
という事で、所属3年目にして初の熊野古道ヒルクライム。
ヒルクライムは日曜日の3日開催でしたが、キナンサイクリングチームは2日に現地入りし、那智大社にて行われたヒルクライムの安全祈願にも参加しました。
自分も安全祈願を受けながら、参加者の方々が少しでも安全に楽しみ、そして苦しむように祈っておきました。

安全祈願を終えると、その日の日程は終了でした。
宿泊場所まで自転車で帰る際に、しこたま踏んで高強度の刺激を入れることで翌日のヒルクライムに向けて体を仕上げておきました。
そして、夜には翌日のヒルクライムのミーティングが行われました。
タイムスケジュールの打ち合わせがメインでしたが、ひとつだけ、重要な打ち合わせとして「誰が全力で登るのか?」という確認が行われました。
毎年、キナンのゲストの内、1人が頂上まで全力で登り、他の選手はファンサービスをしつつ登るというのが流れとのこと。
今年は、昨年に引き続き地元という事でやる気まんまんな大喜が全力で登ることになる。
途中までのアシストを自分がこなし、他の選手は自由に走るという事で決まる。
当日、朝5時半に宿泊先を出発し、6時ごろに会場に到着する。
会場の設営が終わっているのは当然として、参加者もかなりの人数が集まっていた。
今回の参加人数300人が日の出前の薄暗い会場で各々準備を進めている。
自分達もゼッケンやナンバープレートを付けたりして準備を進める。
標高1000m近くまで登るので、山頂での防寒着も忘れずにチームカーに積んでおく。
準備が済んだ6時半から開会式が行われる。
キナンサイクリングチームも紹介してもらい、「今日は引き千切る!」という宣戦布告をギラついた目で睨んでくる参加者の方々に行います。※あくまで個人的なイメージです。

そして開会式が終わると、ほどなくしてスタートラインへの整列が始まります。
キナンサイクリングチームは加藤GMを含めた6人で先頭に並び、パレード走行を先導します。

登りの勾配が急になる手前でパレードが終わり、一度休憩が入ります。
到着してすぐに、トイレが混み始める前に直行して準備を整えます。
そしてスタートラインへ。
石田監督からは「最初から飛ばし過ぎて参加者を置き去りにしないように」と釘を刺されます。
大喜は「コースレコードを狙いたいからハイペースで牽いて」と頭の悪いお願いをされます。
話の結果「とりあえず300ワットで踏んでいけばいいだろう」という合意に至ります。
そしてヒルクライム開始。
踏み過ぎないように気を付けつつ走りますが、登り勾配という事もあって、300ワットを常にオーバー。
つづら折りのターンで後ろを確認するごとに参加者が減っていっています。
「……まぁ、いっか!」と思考を放棄し、ペースを刻みます。
「那智の滝」近くの駐車場まで登ったところ石田監督が沿道に建っており「ゲンキ!カッコいいよ!」と声援をくれます。
クールにサムズアップを返し、ペースアップ。
一度、平坦区間を挟み再び登り始めます。
少し登ったところで振り返ると、参加者が一人しか残っておらず。
頭の中で(沿道に声援がいるわけでもないヒルクライムレースで、開始早々に参加者を粉砕したにもかかわらず、踏み続ける意味っていったい何?)という疑問が浮かびましたが、深く考えないようにしながら踏んでいきます。
参加者も一人になってしまったし、15分くらいで後ろに下がろうかと考えていましたが、少し先に勾配の緩いところがあったので、そこまで牽くことにします。
しかし、勾配が緩くなってしばらく踏んでいると、後ろの大喜が「遅い」とでも言いたげに自分を見ながら抜いていきます。
散々牽いてやったのに「ありがとう」も無くです!
しかも、ヒルクライムが終わってから「ペースが遅かった」などと文句を言ってくる始末!
大喜が抜いてきたところまで17分間340ワットで牽いていたにも関わらず、です!
頭が悪いので空気抵抗とか、ドラフティングとか考えられないのでしょう!
あの髭男は絶対に許さない!
そんな阿呆な大喜は無視し、しばらく流して走ります。
すると後ろから一般の方の先頭集団が上がってきます。
6人くらいの集団で、しばらく後ろについて様子を見ていましたが、一人が先頭固定でずっと牽いています。
これはアンフェアだな、と判断し自分が先頭に出てペースアップ。
しばらく踏んで、集団が砕けて、全員が平等に風を浴びるようになったところで、再びペースダウンして、離れます。
ペースを落として走っていると、単独で走る参加者の方に抜かれるので、応援の声をかけて励まします。
だんだんと脚が回復してきたので「俺の脚を見ろ!」とアピールするために2分半走を開始します。
皆が一生懸命登る横を倍速くらいで駆け上がります。
俺、輝いてる……、と勝手に悦に入りながら、再びペースダウン。

抜かれながら応援して、脚が回復したところでもう一度、2分半走で悦に入っておきました。
2回目の2分半走が終わって少し走ったところでラスト2km看板を通過。
それまでも勾配が緩かったこともあり「こんな感じであれば、ここから踏み切っても楽勝だな。脚を見せつつ気持ち良くゴールするか」と踏み始めます。
すると、始まるコンクリートの急坂。
最初の内は勢いよく抜かしていたのですが、失速。
「こんなん聞いてない……」と呟きながら頂上を目指していると、ラスト500m看板!
「来た!ゴールや!」と再加速。
するものの、再び勾配が上がり失速。
苦しみながらゴールした。

ゴールしてからは最後尾の方が登り切るまで頂上で待っていた。
待っている間にゴール手前で、登ってくる人に檄を飛ばし、しっかりと山頂まで追い込んでもらった。

昨年はかなり気温が低かったようで、防寒着を持ち込んで警戒していたが、天気が良かったこともあって、逆に暑いくらいだった。
下りは安全に5班に分かれて下り、最後尾で下った自分がスタートラインに戻ると、すぐにトークショーが始まった。
加藤GMが司会でキナンの5人+森本誠さんと筧五郎さんのゲストでのトークショーで、会場でしか聞いてもらえないような話もさせてもらった。

トークショーの後は合計90人の人に商品が当たる大抽選会。
キナンのステッカーに始まりマグロまで、最後まで会場に残って下さった方にプレゼントさせてもらいました。
その後に全員で記念撮影をして、解散となりました。

久しぶりにヒルクライムを走ったが楽しかった。
熊野古道ヒルクライムは自分たちの走った30kmコースのだけでなく、14kmコースも用意されているので、長い距離が心配な人も参加しやすいと思う。
コースもただ単に登るだけでなく、下りがあったり、平坦基調な箇所があったりと表情豊かで面白かった。
ちなみに大喜は先頭でゴールしたが、昨年のタイムは更新できなかったらしく「序盤が遅かったせいでタイムを更新できなかった」などと、意味不明な発言を繰り返していた。

また、下り切ってからは地域の食べ物の屋台がいっぱい出ていて、お腹いっぱいになるまで食べることが出来た。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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キナンサイクリングチームは、毎年ゲストチームとして招待してもらっていたのですが、自分が参加したのは今回が初めて。
今年までは毎年、何かしらのイベントが被っており、参加することが出来ていなかったのです。
という事で、所属3年目にして初の熊野古道ヒルクライム。
ヒルクライムは日曜日の3日開催でしたが、キナンサイクリングチームは2日に現地入りし、那智大社にて行われたヒルクライムの安全祈願にも参加しました。
自分も安全祈願を受けながら、参加者の方々が少しでも安全に楽しみ、そして苦しむように祈っておきました。

安全祈願を終えると、その日の日程は終了でした。
宿泊場所まで自転車で帰る際に、しこたま踏んで高強度の刺激を入れることで翌日のヒルクライムに向けて体を仕上げておきました。
そして、夜には翌日のヒルクライムのミーティングが行われました。
タイムスケジュールの打ち合わせがメインでしたが、ひとつだけ、重要な打ち合わせとして「誰が全力で登るのか?」という確認が行われました。
毎年、キナンのゲストの内、1人が頂上まで全力で登り、他の選手はファンサービスをしつつ登るというのが流れとのこと。
今年は、昨年に引き続き地元という事でやる気まんまんな大喜が全力で登ることになる。
途中までのアシストを自分がこなし、他の選手は自由に走るという事で決まる。
当日、朝5時半に宿泊先を出発し、6時ごろに会場に到着する。
会場の設営が終わっているのは当然として、参加者もかなりの人数が集まっていた。
今回の参加人数300人が日の出前の薄暗い会場で各々準備を進めている。
自分達もゼッケンやナンバープレートを付けたりして準備を進める。
標高1000m近くまで登るので、山頂での防寒着も忘れずにチームカーに積んでおく。
準備が済んだ6時半から開会式が行われる。
キナンサイクリングチームも紹介してもらい、「今日は引き千切る!」という宣戦布告をギラついた目で睨んでくる参加者の方々に行います。※あくまで個人的なイメージです。

そして開会式が終わると、ほどなくしてスタートラインへの整列が始まります。
キナンサイクリングチームは加藤GMを含めた6人で先頭に並び、パレード走行を先導します。

登りの勾配が急になる手前でパレードが終わり、一度休憩が入ります。
到着してすぐに、トイレが混み始める前に直行して準備を整えます。
そしてスタートラインへ。
石田監督からは「最初から飛ばし過ぎて参加者を置き去りにしないように」と釘を刺されます。
大喜は「コースレコードを狙いたいからハイペースで牽いて」と頭の悪いお願いをされます。
話の結果「とりあえず300ワットで踏んでいけばいいだろう」という合意に至ります。
そしてヒルクライム開始。
踏み過ぎないように気を付けつつ走りますが、登り勾配という事もあって、300ワットを常にオーバー。
つづら折りのターンで後ろを確認するごとに参加者が減っていっています。
「……まぁ、いっか!」と思考を放棄し、ペースを刻みます。
「那智の滝」近くの駐車場まで登ったところ石田監督が沿道に建っており「ゲンキ!カッコいいよ!」と声援をくれます。
クールにサムズアップを返し、ペースアップ。
一度、平坦区間を挟み再び登り始めます。
少し登ったところで振り返ると、参加者が一人しか残っておらず。
頭の中で(沿道に声援がいるわけでもないヒルクライムレースで、開始早々に参加者を粉砕したにもかかわらず、踏み続ける意味っていったい何?)という疑問が浮かびましたが、深く考えないようにしながら踏んでいきます。
参加者も一人になってしまったし、15分くらいで後ろに下がろうかと考えていましたが、少し先に勾配の緩いところがあったので、そこまで牽くことにします。
しかし、勾配が緩くなってしばらく踏んでいると、後ろの大喜が「遅い」とでも言いたげに自分を見ながら抜いていきます。
散々牽いてやったのに「ありがとう」も無くです!
しかも、ヒルクライムが終わってから「ペースが遅かった」などと文句を言ってくる始末!
大喜が抜いてきたところまで17分間340ワットで牽いていたにも関わらず、です!
頭が悪いので空気抵抗とか、ドラフティングとか考えられないのでしょう!
あの髭男は絶対に許さない!
そんな阿呆な大喜は無視し、しばらく流して走ります。
すると後ろから一般の方の先頭集団が上がってきます。
6人くらいの集団で、しばらく後ろについて様子を見ていましたが、一人が先頭固定でずっと牽いています。
これはアンフェアだな、と判断し自分が先頭に出てペースアップ。
しばらく踏んで、集団が砕けて、全員が平等に風を浴びるようになったところで、再びペースダウンして、離れます。
ペースを落として走っていると、単独で走る参加者の方に抜かれるので、応援の声をかけて励まします。
だんだんと脚が回復してきたので「俺の脚を見ろ!」とアピールするために2分半走を開始します。
皆が一生懸命登る横を倍速くらいで駆け上がります。
俺、輝いてる……、と勝手に悦に入りながら、再びペースダウン。

抜かれながら応援して、脚が回復したところでもう一度、2分半走で悦に入っておきました。
2回目の2分半走が終わって少し走ったところでラスト2km看板を通過。
それまでも勾配が緩かったこともあり「こんな感じであれば、ここから踏み切っても楽勝だな。脚を見せつつ気持ち良くゴールするか」と踏み始めます。
すると、始まるコンクリートの急坂。
最初の内は勢いよく抜かしていたのですが、失速。
「こんなん聞いてない……」と呟きながら頂上を目指していると、ラスト500m看板!
「来た!ゴールや!」と再加速。
するものの、再び勾配が上がり失速。
苦しみながらゴールした。

ゴールしてからは最後尾の方が登り切るまで頂上で待っていた。
待っている間にゴール手前で、登ってくる人に檄を飛ばし、しっかりと山頂まで追い込んでもらった。

昨年はかなり気温が低かったようで、防寒着を持ち込んで警戒していたが、天気が良かったこともあって、逆に暑いくらいだった。
下りは安全に5班に分かれて下り、最後尾で下った自分がスタートラインに戻ると、すぐにトークショーが始まった。
加藤GMが司会でキナンの5人+森本誠さんと筧五郎さんのゲストでのトークショーで、会場でしか聞いてもらえないような話もさせてもらった。

トークショーの後は合計90人の人に商品が当たる大抽選会。
キナンのステッカーに始まりマグロまで、最後まで会場に残って下さった方にプレゼントさせてもらいました。
その後に全員で記念撮影をして、解散となりました。

久しぶりにヒルクライムを走ったが楽しかった。
熊野古道ヒルクライムは自分たちの走った30kmコースのだけでなく、14kmコースも用意されているので、長い距離が心配な人も参加しやすいと思う。
コースもただ単に登るだけでなく、下りがあったり、平坦基調な箇所があったりと表情豊かで面白かった。
ちなみに大喜は先頭でゴールしたが、昨年のタイムは更新できなかったらしく「序盤が遅かったせいでタイムを更新できなかった」などと、意味不明な発言を繰り返していた。

また、下り切ってからは地域の食べ物の屋台がいっぱい出ていて、お腹いっぱいになるまで食べることが出来た。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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