ニュージーランド・サイクリング・クラシック 2日目
CATEGORYレースレポート
クラス:2.2クラス ステージレース
開催地:ニュージーランド マスタートン
日程:1月16日
距離:118km
天候:曇り時々雨
開催地:ニュージーランド マスタートン
日程:1月16日
距離:118km
天候:曇り時々雨
平均ワット:241W
最大ワット:1117W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:1中島康晴、2トマ・ルバ、3山本元喜、4椿大志、5新城雄大、6山本大喜
レース前のミーティング
今日も昨日に引き続き、個人個人が目標を持って走ることになる。
自分の目標は逃げ狙い。
昨日の状況から逃げ切りは厳しいとしても、逃げて負荷をかけることでコンディションアップと、中間スプリント等の感覚を磨きたい。
レースレポート
今日は少し後ろ目からパレード区間をスタートする。
レースがスタートするが、直後には大きな分断は起きず。
流れに乗りながら、集団が割れそうなときは前に居るようにする。
何度か少数が先行することはあるがすぐに捕まる。
昨日の惨劇を全員が目にしているので、あまり積極的に逃げたいという雰囲気は感じない。
アタックする選手、それについて行く選手、逃げれればラッキーかなという感じでそれに加わる選手、追う有力チームという構図でしばらくダラダラとアタックが繰り返される。
17kmの中間スプリントが近づき、集団のアタックが一度収まり、セントジョージがコントロールを始める。
下りを70kmで通過してからの平坦スプリントを終え、再びアタック合戦が始まる。
少しして、雄大を含む10名以上の大きな集団が逃げだす。
リーダーチームのブラックスポークも1名入っている。
これは状況によっては、ブラックスポークがリーダーを逃げに加わっている選手に切り替えて、逃げ切りでの勝負になる可能性もあるかもしれない。
今回もタイミングを逃してしまった。
逃げだしの動きに反応できていたのだが、ちょうど自分の前で走行ラインが塞がれてしまい、乗り損ねてしまっていた。
少ししてブラックスポークが前に集まり、コントロールを開始する。
逃げとのタイム差を計ると、30秒ほど。
有力チームも多く入っているので、ブラックスポークに協力するチームは居ないだろう。
そうなると、逃げの10名以上VSブラックスポーク5人の追い合いになる。
普通に考えれば30秒のタイム差を詰めるのはキツいハズ。
これは強力なリーダーチームの崩壊を見ることが出来るかもしれない、とワクワクしながら状況を観察する。
集団のペースが上がる。
ブラックスポークが全員でローテーションを回し始める。
リーダーが先頭に出た瞬間、集団のペースが一段階上がる。
半端ない速度。
しかし、タイム差はあまり変わらず。
だが、緩やかなアップダウンが始まると明らかに差が詰まり始める。
昨日に引き続き、この差を詰めるのは半端ない強さ。
山岳ポイントの登りが始まる前に逃げが全て吸収される。
逃げが決まるビジョンが見えない。
36kmの山岳ポイントの登りが始まるが、かなり緩やか。
山頂まで1kmくらいの地点で2人が抜け出すが、集団はスルー。
山頂が近づいたところで、サプラの山岳リーダーがアシストに牽いてもらい先頭に出る。
そのままアタックして行き、集団が活性化。
そこはしっかりとフォローし、付いて行く。
先行していた2人も集団に戻り、振り出しに戻る。
その後、数度のアタックが生まれるが全て吸収される。
50km手前で集団のペースがかなり緩む。
スーと前に上がっていき、そのままのペースでアタック。
しばらく踏んで後ろを見ると、1人が付いてきており、交代する。
さらに振り返ると3人が追ってきており、集団は結構離れている。
後ろの3人が合流し5人でローテーションを回す。

正直、逃げ切りは厳しいというのは目に見えているので、捕まるのなら早めに捕まりたい、などと思っていると、タイム差1分。
逃げが決まった。
サラリと仕掛けただけに結構呆気なかったところはある。
逃げの5人は結構均等にローテーションを回し、良いペースで逃げを形成する。
チームカーが前に上がってきて、山岳ポイントを狙うか相談するが、自分的にあまり脚を無駄に使いたくなかったこともあって、無理に狙う必要はないという事になる。
そして65km地点の2回目の山岳ポイントへ。
それまでのローテーションで、そこまで力に差が無いように感じたので、山岳ポイントを狙ってみることにする。
しかし、他の選手がどう動くか、という事に頭を使い過ぎ、山岳ポイント手前300m程で仕掛けた選手に反応が遅れる。
ギアも重く、加速も悪かった。
他の選手が山岳ポイントを狙わなかったこともあって2位通過。
その後も全員でローテーション。

75kmが次の中間スプリントなのだが、その10km手前辺りからメイン集団とのタイム差が詰まってくる。
再び全員でペースを上げ直し、中間スプリントへ向かう。
ここまでのペースの感覚としては平坦と下りはペースを上げ、登りは少しペースを落としている感覚。
メイン集団に追いつかれることなく、75kmの中間スプリントへ。
下りからスプリントへ向かうレイアウト。
ローテーションで下がっている右側から下がっている最中に、左側から2人がスプリントを開始する。
他の選手は反応するのか? と少し迷いが出たせいで、付けず、少し離れてもがく。
とりあえずスプリントラインまでもがき、3位通過でタイムボーナス1秒ゲット。
そこからは特に何も無かったので、全員で協力して逃げ続ける。

少しだけ、メイン集団に戻って休もうか、と考えもしたが、僅かでも逃げ切りの可能性が残っているのであれば、後ろに下がるのは愚策。
そのまま逃げに残り、ローテーションを回す。
ラスト30km地点でタイム差2分40秒。
逃げの人数は5人で全員が踏めている。
普通であれば逃げ切りの可能性も結構残っている状態だが、そんなハッピーな雰囲気ではない。
集団がペースを上げれば即座にタイム差を詰められると全員が感じているようで、少し悲壮感が漂っている。
次の動きが生まれたのは、ラスト20km手前、集団とのタイム差が40秒と表示された瞬間、赤色のジャージを着た選手がアタックを始める。
このアタックによって逃げは3人になる。
別にペースを落としている選手がいたわけでもなく、アタックして崩壊させる意味が分からなかったが、赤いジャージの正体を見て納得。
背中に「Most Aggressive Rider」の文字。
なるほど、最後までアタックを続けることで、2日連続で敢闘賞ジャージを獲得するつもりか。
そうなってくると、赤ジャージの選手は最後の一人になるまでアタックを続けるつもりだろう。
逃げ切りの可能性は確実に消えた。
こりゃ、付き合ってられないな。と思っていると、赤ジャージが再びアタック。
自分は無視して離れる。
しばらく流しているとメイン集団に追いつかれる。
ペースを合わせて、メイン集団の中に潜り込む。
かなり脚を使っていたので、そこからは特に何をする訳でも無く、集団後方でゴールした。
1時間22分逃げて、平均出力280W。
感想
昨日は高強度の繰り返しで疲れたが、今日は一定ペースで踏み続けたことによる疲れを感じる。
しかし、最後まで踏み続けることが出来ていたので感覚としては悪いものではない。
中間でのもがきに関しては感覚やテクニックについて学習できる場なので、積極的に勝負するようにしていきたい。
昨日と今日でかなりの疲労が溜まっているはずなので、しっかりとリカバリーし、明日以降のレースに備えていきたい。
キツさレベル
8
限界、という感じではないが、脚にどっしりとした疲労を感じる。
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最大ワット:1117W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:1中島康晴、2トマ・ルバ、3山本元喜、4椿大志、5新城雄大、6山本大喜
レース前のミーティング
今日も昨日に引き続き、個人個人が目標を持って走ることになる。
自分の目標は逃げ狙い。
昨日の状況から逃げ切りは厳しいとしても、逃げて負荷をかけることでコンディションアップと、中間スプリント等の感覚を磨きたい。
レースレポート
今日は少し後ろ目からパレード区間をスタートする。
レースがスタートするが、直後には大きな分断は起きず。
流れに乗りながら、集団が割れそうなときは前に居るようにする。
何度か少数が先行することはあるがすぐに捕まる。
昨日の惨劇を全員が目にしているので、あまり積極的に逃げたいという雰囲気は感じない。
アタックする選手、それについて行く選手、逃げれればラッキーかなという感じでそれに加わる選手、追う有力チームという構図でしばらくダラダラとアタックが繰り返される。
17kmの中間スプリントが近づき、集団のアタックが一度収まり、セントジョージがコントロールを始める。
下りを70kmで通過してからの平坦スプリントを終え、再びアタック合戦が始まる。
少しして、雄大を含む10名以上の大きな集団が逃げだす。
リーダーチームのブラックスポークも1名入っている。
これは状況によっては、ブラックスポークがリーダーを逃げに加わっている選手に切り替えて、逃げ切りでの勝負になる可能性もあるかもしれない。
今回もタイミングを逃してしまった。
逃げだしの動きに反応できていたのだが、ちょうど自分の前で走行ラインが塞がれてしまい、乗り損ねてしまっていた。
少ししてブラックスポークが前に集まり、コントロールを開始する。
逃げとのタイム差を計ると、30秒ほど。
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半端ない速度。
しかし、タイム差はあまり変わらず。
だが、緩やかなアップダウンが始まると明らかに差が詰まり始める。
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山頂まで1kmくらいの地点で2人が抜け出すが、集団はスルー。
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そのままアタックして行き、集団が活性化。
そこはしっかりとフォローし、付いて行く。
先行していた2人も集団に戻り、振り出しに戻る。
その後、数度のアタックが生まれるが全て吸収される。
50km手前で集団のペースがかなり緩む。
スーと前に上がっていき、そのままのペースでアタック。
しばらく踏んで後ろを見ると、1人が付いてきており、交代する。
さらに振り返ると3人が追ってきており、集団は結構離れている。
後ろの3人が合流し5人でローテーションを回す。

正直、逃げ切りは厳しいというのは目に見えているので、捕まるのなら早めに捕まりたい、などと思っていると、タイム差1分。
逃げが決まった。
サラリと仕掛けただけに結構呆気なかったところはある。
逃げの5人は結構均等にローテーションを回し、良いペースで逃げを形成する。
チームカーが前に上がってきて、山岳ポイントを狙うか相談するが、自分的にあまり脚を無駄に使いたくなかったこともあって、無理に狙う必要はないという事になる。
そして65km地点の2回目の山岳ポイントへ。
それまでのローテーションで、そこまで力に差が無いように感じたので、山岳ポイントを狙ってみることにする。
しかし、他の選手がどう動くか、という事に頭を使い過ぎ、山岳ポイント手前300m程で仕掛けた選手に反応が遅れる。
ギアも重く、加速も悪かった。
他の選手が山岳ポイントを狙わなかったこともあって2位通過。
その後も全員でローテーション。

75kmが次の中間スプリントなのだが、その10km手前辺りからメイン集団とのタイム差が詰まってくる。
再び全員でペースを上げ直し、中間スプリントへ向かう。
ここまでのペースの感覚としては平坦と下りはペースを上げ、登りは少しペースを落としている感覚。
メイン集団に追いつかれることなく、75kmの中間スプリントへ。
下りからスプリントへ向かうレイアウト。
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このアタックによって逃げは3人になる。
別にペースを落としている選手がいたわけでもなく、アタックして崩壊させる意味が分からなかったが、赤いジャージの正体を見て納得。
背中に「Most Aggressive Rider」の文字。
なるほど、最後までアタックを続けることで、2日連続で敢闘賞ジャージを獲得するつもりか。
そうなってくると、赤ジャージの選手は最後の一人になるまでアタックを続けるつもりだろう。
逃げ切りの可能性は確実に消えた。
こりゃ、付き合ってられないな。と思っていると、赤ジャージが再びアタック。
自分は無視して離れる。
しばらく流しているとメイン集団に追いつかれる。
ペースを合わせて、メイン集団の中に潜り込む。
かなり脚を使っていたので、そこからは特に何をする訳でも無く、集団後方でゴールした。
1時間22分逃げて、平均出力280W。
感想
昨日は高強度の繰り返しで疲れたが、今日は一定ペースで踏み続けたことによる疲れを感じる。
しかし、最後まで踏み続けることが出来ていたので感覚としては悪いものではない。
中間でのもがきに関しては感覚やテクニックについて学習できる場なので、積極的に勝負するようにしていきたい。
昨日と今日でかなりの疲労が溜まっているはずなので、しっかりとリカバリーし、明日以降のレースに備えていきたい。
キツさレベル
8
限界、という感じではないが、脚にどっしりとした疲労を感じる。
チームスポンサー商品紹介
アスリチューン エナゲイン 運動前「持続型」 ピーチ味

実はアスリチューンが一番初めに開発した補給食との事。
1日をフルパワーで活動できるように考えられた成分が惜しげもなく投入されている。
良い素材を使っているせいで利益が全然でないと嘆いていました。
自分のオススメの使い方としてはレース前に1本とレース開始30分で1本飲むのが良い感じ。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
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