ニュージーランド・サイクリング・クラシック 3日目
CATEGORYレースレポート
クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:ニュージーランド マスタートン
日程:1月17日
距離:120km
天候:雨のち晴れ
開催国:ニュージーランド マスタートン
日程:1月17日
距離:120km
天候:雨のち晴れ
平均ワット:215W
最大ワット:1007W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:1中島康晴、2トマ・ルバ、3山本元喜、4椿大志、5新城雄大、6山本大喜
ニュージーランドで開催されたステージレースの3日目。
前半に昨日同じ軽い登りをこなした後に、最後に7km今日の平坦周回を8周するコース。
レース前のミーティング
基本的には明日の山岳ステージに備えて脚を温存していくという作戦。
ゴールスプリントでは中島さんを軸として組み立てる。
自分は初日と二日目で疲れているので、基本的にはお休み。
レースレポート
レースの序盤は昨日と同じコース。
今日は集団後方でリラックスしながらパレード走行区間を終える。
昨日の逃げで結構脚を消耗しているので、今日の序盤はケイデンスを高めに意識して走る。
レーススタートからしばらくアタック合戦が続く。
一度大きな抜け出しが生まれるが、トマが追ってくれて潰れる。
それからしばらくして、6名の逃げが決まり、一度集団が落ち着く。
これで今日の逃げは確定か、と油断していると追加で4名がアタックして6名を追う。
雲行きが怪しい! と判断して前に上がっていくが、脚が結構重い。
この脚では逃げに乗るのは厳しいと感じながらも、先頭が見える位置に留まる。
その状態からさらに数名がアタックして行き、先行している人数がかなり多くなる。
しかし、集団もやめているわけではなく、結構追っている。
追いが止まりそうになったところで中島さんが先頭を牽き始める。
その後、昨日と同じ山岳ポイントの登りへ入ると共に、アタックがかかり始め、集団が加速。
もし、ここで集団が分断されれば取り返しのつかない事態に陥る、と全力で前について行く。
山頂付近でブチブチ千切れている選手をパスしてギリギリ先頭に追い付けるであろう位置で下りに入る。
2分間453W
下りで集団の先頭に追い付き、一安心するも集団の勢いが止まり、逃げが決まる。
雄大が集団のペースの上げるためにアタックするが、無視されてしまい、宙ぶらりんの状態になる。
リーダーチームのブリッヂレーンがコントロールを開始して雄大が戻ってくる。
逃げに有力チームのほとんどが選手を送り込んでいる、という事で、キナンもローテーションに加わることになる。
まずは雄大と椿がローテーションに加わる。
2人とニュージーランドの選手2人とブリッヂレーンの選手1人でのコントロールが始まる。
キナンはそのローテーションの真後ろに全員で集まり、待機。
ブリッヂレーンは逃げに選手を一人送り込んでいたこともあって、早々にローテーションから外れて4人での牽引に変わる。
最初に表示されたタイム差は2分ほどであったが、2回目に表示された際には2分半に広がっていた。
牽引のペースは遅くなく、むしろ少し速いくらい。
このペースで追っていてタイム差が開くのはかなり苦しい状況。
そして次にタイム差が表示された際には2分50秒。
周回コースに入ってからもタイム差が変わらず。
トマもローテーションに加わり、ペースを上げるがタイム差が縮まらない。
本来であればトマの代わりに自分が加わっておくべき状況であるが、疲れが残っており長時間ローテーションに加われる状況でない。

トマがペースを上げたにも関わらず、タイム差が詰まらないという事は、逃げのペースが上がっているという事になる。
これは逃げ切られるかもしれない。
どうする!? ローテーションに加わるか? しかし、キナンだけがローテーションに選手を多く入れていると、他のチームが協力してくれない可能性が高くなる。
次の動きを待っているとサプラがローテーションに選手を加える。
強力な助っ人が来た。
サプラも逃げに選手を送り込んでいなかったらしく、協力してペースをドンドン上げていく。

タイム差も少しづつ詰まり始め、光明が見える。
サプラがローテーションに加わってすぐに、ニュージーランドの選手がローテーションから外れ、キナンとサプラの2チームでの追走になる。
少しすると、椿の脚がいっぱいになり、下がったため自分が交代でローテーションに加わる。
タイム差は表示されるたびに縮まって行き、吸収できる可能性が上がっていく。
次第に前方に逃げの姿をとらえることが出来るようになる。
ラスト3周に入る頃には逃げの崩壊が少しずつ始まっており、パラパラと選手が前から降ってくる。
キナンは殆ど総出で前を追っており、脚が辛くなってきた選手が代わる代わる抜けては戻ってくる。

自分もオールアウトする前に、ローテーションから抜けては戻り、を繰り返し、できる限り最後まで牽ける状態を維持する。
そして、ラスト2周に入りタイム差10数秒。
逃げ集団は、あの忌々しい「Most Aggressive Rider」のジャージ争いが始まっており、諦める気配が無く、アタックと吸収を繰り返している。
だが、トマがペースを引き上げて差を縮め、次に先頭に出た自分がペースを維持してラスト1周に入る前に逃げを吸収する。
逃げを吸収した後も、変な逃げやコーナーでの危険を回避するためにそのまま牽き続ける。
ラスト1周に入り、コーナー連続区間を抜けてある程度安全になったところで、愛三のジェイソンがアタックしていく。
それに伴い他のチームが牽引を開始したことで自分は後ろに下がる。
そこからは遅れないように気を付けつつ、集団と一緒にゴールした。

集団スプリントでは中島さんが6位に入ってくれた。
感想
今日は確実に集団ゴールだろうと序盤に油断し過ぎていたせいで、ひどい目にあった。
ペースが上がった際には、脚に疲れが残っていることをかなり感じ、辛い場面も多々あった。
しかしパワーデータ的には、ローテーションに加わってからの34分間で平均297Wが出ているのでコンディションが悪くないのは確実だと思う。
明日は山岳ステージの勝負がかかる日なので、集中して残れるように頑張りたい。
キツさレベル
9
辛い。脚に疲労が溜まっている。頑張ってリカバリーせねば。
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アスリチューン スピードキュア 運動後「回復型」 マンゴー味
アスリチューンが二番目に開発した補給食との事。
1日をフルパワーで活動した後に翌日にそのダメージを引きずらないようにするための素材で作られている。
これも良い素材を使っているせいで利益が全然でないと嘆いていました。
レース後に2本一気に食べるのが五臓六腑に染み渡るようで気持ちいい。
若干酸っぱいので、レースの補給食で甘ったるくなった口に丁度いい感じにマッチします。
翌日も何回でもアタックできるようになります。
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最大ワット:1007W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:1中島康晴、2トマ・ルバ、3山本元喜、4椿大志、5新城雄大、6山本大喜
ニュージーランドで開催されたステージレースの3日目。
前半に昨日同じ軽い登りをこなした後に、最後に7km今日の平坦周回を8周するコース。
レース前のミーティング
基本的には明日の山岳ステージに備えて脚を温存していくという作戦。
ゴールスプリントでは中島さんを軸として組み立てる。
自分は初日と二日目で疲れているので、基本的にはお休み。
レースレポート
レースの序盤は昨日と同じコース。
今日は集団後方でリラックスしながらパレード走行区間を終える。
昨日の逃げで結構脚を消耗しているので、今日の序盤はケイデンスを高めに意識して走る。
レーススタートからしばらくアタック合戦が続く。
一度大きな抜け出しが生まれるが、トマが追ってくれて潰れる。
それからしばらくして、6名の逃げが決まり、一度集団が落ち着く。
これで今日の逃げは確定か、と油断していると追加で4名がアタックして6名を追う。
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その状態からさらに数名がアタックして行き、先行している人数がかなり多くなる。
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その後、昨日と同じ山岳ポイントの登りへ入ると共に、アタックがかかり始め、集団が加速。
もし、ここで集団が分断されれば取り返しのつかない事態に陥る、と全力で前について行く。
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雄大が集団のペースの上げるためにアタックするが、無視されてしまい、宙ぶらりんの状態になる。
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逃げに有力チームのほとんどが選手を送り込んでいる、という事で、キナンもローテーションに加わることになる。
まずは雄大と椿がローテーションに加わる。
2人とニュージーランドの選手2人とブリッヂレーンの選手1人でのコントロールが始まる。
キナンはそのローテーションの真後ろに全員で集まり、待機。
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最初に表示されたタイム差は2分ほどであったが、2回目に表示された際には2分半に広がっていた。
牽引のペースは遅くなく、むしろ少し速いくらい。
このペースで追っていてタイム差が開くのはかなり苦しい状況。
そして次にタイム差が表示された際には2分50秒。
周回コースに入ってからもタイム差が変わらず。
トマもローテーションに加わり、ペースを上げるがタイム差が縮まらない。
本来であればトマの代わりに自分が加わっておくべき状況であるが、疲れが残っており長時間ローテーションに加われる状況でない。

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逃げ集団は、あの忌々しい「Most Aggressive Rider」のジャージ争いが始まっており、諦める気配が無く、アタックと吸収を繰り返している。
だが、トマがペースを引き上げて差を縮め、次に先頭に出た自分がペースを維持してラスト1周に入る前に逃げを吸収する。
逃げを吸収した後も、変な逃げやコーナーでの危険を回避するためにそのまま牽き続ける。
ラスト1周に入り、コーナー連続区間を抜けてある程度安全になったところで、愛三のジェイソンがアタックしていく。
それに伴い他のチームが牽引を開始したことで自分は後ろに下がる。
そこからは遅れないように気を付けつつ、集団と一緒にゴールした。

集団スプリントでは中島さんが6位に入ってくれた。
感想
今日は確実に集団ゴールだろうと序盤に油断し過ぎていたせいで、ひどい目にあった。
ペースが上がった際には、脚に疲れが残っていることをかなり感じ、辛い場面も多々あった。
しかしパワーデータ的には、ローテーションに加わってからの34分間で平均297Wが出ているのでコンディションが悪くないのは確実だと思う。
明日は山岳ステージの勝負がかかる日なので、集中して残れるように頑張りたい。
キツさレベル
9
辛い。脚に疲労が溜まっている。頑張ってリカバリーせねば。
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アスリチューン スピードキュア 運動後「回復型」 マンゴー味
アスリチューンが二番目に開発した補給食との事。
1日をフルパワーで活動した後に翌日にそのダメージを引きずらないようにするための素材で作られている。
これも良い素材を使っているせいで利益が全然でないと嘆いていました。
レース後に2本一気に食べるのが五臓六腑に染み渡るようで気持ちいい。
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