ブライトンBryton Rider420についてレビュー!
CATEGORY機材
今シーズンより、株式会社フカヤ様よりサイクルコンピューター、ブライトンのRIDER420をチームに提供してもらうことになりました。
今回はガッツリ使ってみての感想を紹介したいと思います!
今回はガッツリ使ってみての感想を紹介したいと思います!
今回チームに提供していただいたのはブライトンRider420、2019年の9月末ごろに発売された製品です。
ミドルグレードモデルということで、基本セット価格が14,300円と非常にリーズナブル。
とはいったものの、選手が使用するメーターとしてミドルグレードっていうのは果たしてどうなのだろうか?
高かれ良かれ、安かれ悪かれ、という考え方は良くないとしても、低価格の製品でいったいどこまで使えるのか?
という疑問は必ず生まれるはず。
今回はそういった面を、ガッツリと使い倒して、自分好みにカスタマイズした上での使用感を紹介します。
では、基本的なスペックの紹介から始めたいと思います。
なんていう事は今回はしません!
自分が紹介したいのは使ってみての実体験やフィーリングであり、カタログスペックなんて文量と読んで下さっている方の時間の浪費にしかなりませんから。
そういった記事はシクロワイアードさんとかに載っているので、そちらを参考にしてください。
https://www.cyclowired.jp/news/node/308618
使用感を語る前に、まずは自分がこれまで使用してきたサイクルコンピューターについて。
基本的にはガー〇ンの500とか510とか520を使用していました。
NIPP〇の時にドイツ製のサイコンを使用していましたが、あれは色々とノーカンとします。
ですので、自分の使用感の比較対象となるのは、上にあげたものになると考えてください。
まず、最初に触ってみての感想はボタンの配置と操作が独特と感じました。
が、しばらく使っていると慣れました。
ボタンの配置は下部に2つ裏側に2つという作りで、右裏側のボタンは電源とバックライト専用で、残りの3つで操作します。
最初こそ思った通りに操作することが出来ず、少し難儀しましたが1週間もイジッていればだいたい操作には慣れます。
ちなみに、自分は説明書を一切見ずに操作を始めたのですが、小さく「OK」とか記号が本体に彫り込まれていたり彫り込まれていたりするので、そこに関しては困りませんでした。
唯一左下のボタンが「選択ボタン」であるという表記が無いので分かりずらいですが、少しいじれば分かりますし、今この文章を読んだ方は理解したのでノートラブルです!
また、専用のアプリが存在してり、メーターとスマホをBluetoothで接続することで、スマホ側から簡単に設定等を変更することが可能なようです。
自分は触れていませんが、かなり使い勝手がいいという話を聞いています。
バイクへのマウント方法についてはG〇RMINと同じように、嵌めて回して固定する方式です。
見た目はG〇RMINと瓜二つですが、厚さが違うのでマウントを兼用することはできません。
ツメかマウントが破損します。
Rider420は裏側にもボタンが存在するため、基本セットである420Eに付属するハンドルやステムに直付けするタイプのマウントはおススメできません。
裏のボタンが押しにくくなるので、アウトフロントマウントと呼ばれる、ハンドルの前方に付きだす形のマウントを使用するのがおすすめです。
上の商品に同梱されているマウントを使用しているのですが、K-EDGEのOEM品だと思います。
質感も全く一緒で安心して使うことが出来ています。
ディスプレイの見やすさは一切問題なし。
画面が大きいことと、コントラストがしっかりしているので、トレーニング中に見づらくなった、なんてこともありません。
トンネル内や日没後も、右裏のボタンでバックライトを点灯させればかなり見やすくなります。
バックライト点灯は再度ボタンを押すまで継続し、他のボタンの操作ではバックライトは反応しないため、点灯方法が分かりやすくて助かります。
画面のコントラストや、バックライトの明るさを設定画面から変更可能なようですが、今のところ問題が無いので変更していません。
最大8項目まで表示できる画面を5画面まで設定可能。
ちなみに自分の設定としては、
パワートレーニング用のページ1が
ラップタイム、3秒出力、ラップアベレージパワー、ケイデンス、速度、の5項目。
状況確認用のページ2が
走行時間、現在時刻、距離、心拍数、速度、勾配の6項目
「俺、頑張ってるな」のページ3が
距離、走行時間、TSS、最大パワーの4項目
という風に設定しています。
ラップボタンを押すことで追加されるページも設定することができ、その項目もオリジナルの設定が可能です。
自分は
前ラップのタイム、平均出力、平均ケイデンス、
この製品の特に優秀な部分でもあるのが、バッテリーの持ち時間が35時間であること。
画面のタッチパネル化やカラー化を捨てることで手に入れた特長だろう、と自分は予測しています。
この長寿命のバッテリーのおかげで、充電のストレスから解放されます。
基本的にパソコンにデータを転送する際に繋いでいるだけで十分に充電されているイメージです。
意識的に充電する必要が無い、というのはかなり楽です。
遠征に持っていく際にも、数日であれば確実に、1週間程度でも日程によっては、充電器が必要ないというのは荷物を減らせるので助かります。
このバッテリーの持ちのおかげで、バックライトを消し忘れていても、さほど気にならなくなりました。
油断は禁物ですが。
密かに便利な特徴として、ケイデンスを20rpmまで計測することができます。
これのおかげで超低ケイデンスのSFRとかも計測もれなく行えます。
脚が千切れるんじゃないか、というぐらい踏むことが出来るわけです。
走行中にトンネル等でGPS信号をロスとした際もいちいち報告してこないのも嬉しいです。
実際、GPS信号をロスとしました、って報告されても、いったい俺にどうしろと? っていう気持ちにいつもなっているので。
肝心のGPSの計測制度に関してはかなり良いと思います。
いきなり300km先にワープしていたり、なんてこともありません。
また、パソコンに接続した際にいちいち音が鳴りませんし、バックライトが点灯しっぱなし、なんてこともありません。
保存されているトレーニングデータの形式はfitファイルで、activityに保存されており、すぐに見つけることができます。
自分が使用しているGolden Cheetahでも読み込むことが出来ました。
コストパフォーマンスで考えると、ライバルであるG〇RMINを圧倒しているな、というイメージです。
走っている際に必要となるような項目は全て表示可能で、パワートレーニングに必要な項目もそろっています。
設定の操作が少し慣れと理解が必要、という面があるが、スマホのアプリを使用する子で解決が可能。
分かりやすく説明するのであれば、他社製品ではあるがedge500が正統進化したらこうなっていただろうな、というイメージに近い。
モノクロ表示・ボタン操作・バッテリーの持ちが良い、という特徴を残しつつ、画面の大型化や機能が増えたようなイメージ。
マップやカラー表示でないため、楽しさは無いが、サイクルコンピューターとしての義務は完全に果たしている。
ミドルグレードなどと名乗ってはいるが、ピュアにサイコンの役目を追求していると感じるので、サイクリングメインの人だけでなく、レースに重点を置く人の需要にも充分こたえることが出来る。
何より、安い。
バイクマウント付きで18000円切り、本体だけで考える13000円ぐらいなのは本当に安い。
落車等のトラブルで壊れたりしたとしても、気軽に買いなおすことが出来る。
やはり競技者向の人にもおすすめ出来る。
amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!
山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!
山本元喜の本はコチラ!
ミドルグレードモデルということで、基本セット価格が14,300円と非常にリーズナブル。
とはいったものの、選手が使用するメーターとしてミドルグレードっていうのは果たしてどうなのだろうか?
高かれ良かれ、安かれ悪かれ、という考え方は良くないとしても、低価格の製品でいったいどこまで使えるのか?
という疑問は必ず生まれるはず。
今回はそういった面を、ガッツリと使い倒して、自分好みにカスタマイズした上での使用感を紹介します。
基本的なスペックの紹介……
では、基本的なスペックの紹介から始めたいと思います。
なんていう事は今回はしません!
自分が紹介したいのは使ってみての実体験やフィーリングであり、カタログスペックなんて文量と読んで下さっている方の時間の浪費にしかなりませんから。
そういった記事はシクロワイアードさんとかに載っているので、そちらを参考にしてください。
https://www.cyclowired.jp/news/node/308618
使用感を語る前に、まずは自分がこれまで使用してきたサイクルコンピューターについて。
基本的にはガー〇ンの500とか510とか520を使用していました。
NIPP〇の時にドイツ製のサイコンを使用していましたが、あれは色々とノーカンとします。
ですので、自分の使用感の比較対象となるのは、上にあげたものになると考えてください。
ボタン配置とマウントについて
まず、最初に触ってみての感想はボタンの配置と操作が独特と感じました。
が、しばらく使っていると慣れました。
ボタンの配置は下部に2つ裏側に2つという作りで、右裏側のボタンは電源とバックライト専用で、残りの3つで操作します。
最初こそ思った通りに操作することが出来ず、少し難儀しましたが1週間もイジッていればだいたい操作には慣れます。
ちなみに、自分は説明書を一切見ずに操作を始めたのですが、小さく「OK」とか記号が本体に彫り込まれていたり彫り込まれていたりするので、そこに関しては困りませんでした。
唯一左下のボタンが「選択ボタン」であるという表記が無いので分かりずらいですが、少しいじれば分かりますし、今この文章を読んだ方は理解したのでノートラブルです!
また、専用のアプリが存在してり、メーターとスマホをBluetoothで接続することで、スマホ側から簡単に設定等を変更することが可能なようです。
自分は触れていませんが、かなり使い勝手がいいという話を聞いています。
バイクへのマウント方法についてはG〇RMINと同じように、嵌めて回して固定する方式です。
見た目はG〇RMINと瓜二つですが、厚さが違うのでマウントを兼用することはできません。
ツメかマウントが破損します。
Rider420は裏側にもボタンが存在するため、基本セットである420Eに付属するハンドルやステムに直付けするタイプのマウントはおススメできません。
裏のボタンが押しにくくなるので、アウトフロントマウントと呼ばれる、ハンドルの前方に付きだす形のマウントを使用するのがおすすめです。
上の商品に同梱されているマウントを使用しているのですが、K-EDGEのOEM品だと思います。
質感も全く一緒で安心して使うことが出来ています。
ディスプレイの表示
ディスプレイの見やすさは一切問題なし。
画面が大きいことと、コントラストがしっかりしているので、トレーニング中に見づらくなった、なんてこともありません。
トンネル内や日没後も、右裏のボタンでバックライトを点灯させればかなり見やすくなります。
バックライト点灯は再度ボタンを押すまで継続し、他のボタンの操作ではバックライトは反応しないため、点灯方法が分かりやすくて助かります。
画面のコントラストや、バックライトの明るさを設定画面から変更可能なようですが、今のところ問題が無いので変更していません。
最大8項目まで表示できる画面を5画面まで設定可能。
ちなみに自分の設定としては、
パワートレーニング用のページ1が
ラップタイム、3秒出力、ラップアベレージパワー、ケイデンス、速度、の5項目。
状況確認用のページ2が
走行時間、現在時刻、距離、心拍数、速度、勾配の6項目
「俺、頑張ってるな」のページ3が
距離、走行時間、TSS、最大パワーの4項目
という風に設定しています。
ラップボタンを押すことで追加されるページも設定することができ、その項目もオリジナルの設定が可能です。
自分は
前ラップのタイム、平均出力、平均ケイデンス、
特筆すべき点は?
この製品の特に優秀な部分でもあるのが、バッテリーの持ち時間が35時間であること。
画面のタッチパネル化やカラー化を捨てることで手に入れた特長だろう、と自分は予測しています。
この長寿命のバッテリーのおかげで、充電のストレスから解放されます。
基本的にパソコンにデータを転送する際に繋いでいるだけで十分に充電されているイメージです。
意識的に充電する必要が無い、というのはかなり楽です。
遠征に持っていく際にも、数日であれば確実に、1週間程度でも日程によっては、充電器が必要ないというのは荷物を減らせるので助かります。
このバッテリーの持ちのおかげで、バックライトを消し忘れていても、さほど気にならなくなりました。
油断は禁物ですが。
密かに便利な特徴として、ケイデンスを20rpmまで計測することができます。
これのおかげで超低ケイデンスのSFRとかも計測もれなく行えます。
脚が千切れるんじゃないか、というぐらい踏むことが出来るわけです。
走行中にトンネル等でGPS信号をロスとした際もいちいち報告してこないのも嬉しいです。
実際、GPS信号をロスとしました、って報告されても、いったい俺にどうしろと? っていう気持ちにいつもなっているので。
肝心のGPSの計測制度に関してはかなり良いと思います。
いきなり300km先にワープしていたり、なんてこともありません。
また、パソコンに接続した際にいちいち音が鳴りませんし、バックライトが点灯しっぱなし、なんてこともありません。
保存されているトレーニングデータの形式はfitファイルで、activityに保存されており、すぐに見つけることができます。
自分が使用しているGolden Cheetahでも読み込むことが出来ました。
総括
コストパフォーマンスで考えると、ライバルであるG〇RMINを圧倒しているな、というイメージです。
走っている際に必要となるような項目は全て表示可能で、パワートレーニングに必要な項目もそろっています。
設定の操作が少し慣れと理解が必要、という面があるが、スマホのアプリを使用する子で解決が可能。
分かりやすく説明するのであれば、他社製品ではあるがedge500が正統進化したらこうなっていただろうな、というイメージに近い。
モノクロ表示・ボタン操作・バッテリーの持ちが良い、という特徴を残しつつ、画面の大型化や機能が増えたようなイメージ。
マップやカラー表示でないため、楽しさは無いが、サイクルコンピューターとしての義務は完全に果たしている。
ミドルグレードなどと名乗ってはいるが、ピュアにサイコンの役目を追求していると感じるので、サイクリングメインの人だけでなく、レースに重点を置く人の需要にも充分こたえることが出来る。
何より、安い。
バイクマウント付きで18000円切り、本体だけで考える13000円ぐらいなのは本当に安い。
落車等のトラブルで壊れたりしたとしても、気軽に買いなおすことが出来る。
やはり競技者向の人にもおすすめ出来る。

山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!
山本元喜の本はコチラ!