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JBCF東日本ロードクラシック DAY2

クラス:Jプロツアー
開催地:群馬CSC
日程:7月24日
距離:60km



天候:雨

出場チームメイト:281中島康晴、282山本元喜、283椿大志、284新城雄大、285山本大喜、288トマ・ルバ


レース前のミーティング

今日のレースは距離が短いことでスピードレースになるだろうという予想で作戦を立てる。
有力チームがゴールスプリントに持ち込むという予想を立てたうえで、逃げのチャンスがあれば狙いつつ、ゴールスプリントになれば中島さんで勝負するという作戦になる。


レースレポート

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前日の結果でJPTランキング1位という事で、集団の先頭に並ぶことが出来る。
今日のレースは号砲スタートとのことなので、先頭からスタートできるのはかなり助かる。
自分は序盤からガンガン動くわけではなく、他の選手の動きを見つつ強力なメンバーが動くようであれば合わせていくという方針。
スタート前のセレモニー中から雨がぽつぽつと降り始める。
このコースは後ろに下がるとインターバルがかかって大変なので、できる限り前方を維持し続けたい。
号砲でレースが始まると共にアタックをかける選手に合わせて踏む。
下りの途中で結構心拍数が上がっていることに気づき、一度冷静になって脚を休める。
結構積極的にアタックがかかるが、逃げたい選手も多いようで、追走が連続し縦に伸びてハイペースで進む。
右京の選手も入れ替わり攻撃を仕掛けている。
とにかく展開を見ながら重要な動きを外さないように、先頭付近に居座り続ける。
1周目の途中で大喜がアタックし、2人で抜け出す。
キナンとしては逃げに誰かが入っている方が後々に展開しやすい。
先頭に出て集団のペースを落としにかかる。
少数の逃げであれば処理しやすいと考えたであろう、他の有力チームも追加の攻撃はせずに見送りモード。
2周目に入るがアタックした2人とは見える距離。
そこに数名の選手がブリッジを仕掛ける。
エース系の選手では無かったので見送ろうとするが、集団では追走がかかり中々落ち着かない。
「行ってくれ~」と心の中で祈りつつ、ペースを落とせないかいろいろと試みる。
2周目の心臓破りの坂でもアタックすれば届くほどしか差が離れていなかったが、登り切ったところで一旦ペースが落ち着く。
3周目に入る頃にはブリッジを成功させた4名を加えた、6人逃げが30秒差で先行する状況になる。
さすがに大きなタイムギャップを付けたくないようで、マトリックスとブリッツェンが協力してローテーションを回し始める。
3周目の心臓破りの坂で逃げから1人選手が降ってきて、5人逃げになる。
4周目に入ったところで、先頭のメンバーの確認が選手間で行われ、エース級の選手が乗っていないことが分かると、一旦ペースが落ち着く。
集団先頭は有力チームの場所の取り合いで少し窮屈な感じ。
逃げ集団との差は決定的に広がらない。
心臓破りの坂では、コントロールするブリッツェンに揺さぶりをかけるかのように、マトリックスのアタックも出るが、決まらない。
5周目に入り、右京がコントロールする場面も出てくる。
逃げは見える範囲でブリッジを仕掛けたくなるような微妙な距離。
5周目の心臓破りの坂へ。
無理しないように、先頭近くから少しずつ位置を下げながら登っていたのだが、坂の中頃でマトリックスのキンテロ選手がアタックする。
それを追って、登りで集団が加速。
先頭が3つくらいに分断される。
ここを逃すとマズイと判断し踏み直して、前のグループに追いつく。
キンテロ選手は心臓破りの坂の頂上で、レオモの選手と一緒に逃げに追いつき、そのまま躱してアタックする。
そこに大喜だけが逃げから反応して、3人逃げが出来る。
集団の動きも慌ただしく、棒状一列で前を追いながら6周目に入る。
ペースが緩まずハイペースな追いかけあいを続けたまま、6周目の心臓破りの坂へ。
一瞬集団がまとまったかのように見えたが、そのままの勢いで再びアタックがかかり、グチャグチャ。
残りの距離的にここで動くのはチャンスに違いない! と判断し、一気に踏んでアタックの流れに乗る。
頂上を越えて振り返ると、集団とは少し離れていたので踏み直し、逃げを作りにかかる。
それが上手く決まり、8名が先行した状態で7周目に入る。

メンバーは
マトリックス・キンテロ選手
ブリッツェン・西村選手
弱虫ペダル・織田選手
那須ブラーゼン・渡邊選手
レバンテフジ・西村選手
キナン・大喜、元喜
愛三・伊藤さん

結構いいメンバー。
逃げに入っているチーム的にも、場合によっては逃げ切りの可能性がある。
一番注意すべきは、キンテロ選手だが、確実に自分をマークして動いてきている織田選手も警戒は外さない。
ブリッツェンは追走する方針のようで、西村選手にローテーションに加わらないように指示が出ていた。
とりあえず、タイム差を少し広げて逃げの形を整えるために、自分もローテーションで踏むが、タイム差は30秒から広がらない。
メイン集団がしっかりと追走してきているのだろう。
愛三の伊藤さんとキンテロ選手、レバンテの西村選手、大喜が積極的にローテーションを回す。
もし、西村選手が付き位置の状態で逃げ切りとなった際に、不利にならないために自分も脚を温存気味でローテーションを時々抜ける。
それに合わせて織田選手も抜け渡邊選手は少し辛そう。
心臓破りの坂を越えたところで、西村選手にメイン集団の引き上げの指示が出され、メイン集団に下がる。
西村選手が下がるのであれば、ゴール勝負よりも逃げ切りを優先した方が良くなる。
ローテーションに積極的に加わり、タイム差の拡大を狙う。
しかし、8周目に入った際に後ろを確認すると、ブリッツェンの牽引する集団がかなり迫ってきている。
これは吸収されるかもしれないと予想したが、下り切ったところでは再びタイム差が広がり、メイン集団の姿が見えなくなる。
恐らく、「焦らなくとも吸収可能」と判断されたことで、タイム差に余裕を持っているのだろう。
逃げ集団が7人のまま心臓破りの坂を越え、9周目に入る。
キンテロ選手が露骨にローテーションで踏むのをやめたので、仕掛けるために脚を溜めているのが分かる。
一応、ローテーションに回らなくなった渡邊選手が演技かどうか様子を見てみたが、本当に辛そう。
キンテロ選手の動きに後れを取らないために、自分もローテーションに入る回数を抑え、代わりに大喜が頑張って牽引してくれる。
渡邊選手が遅れて6人になった状態で心臓破りの坂へ。
先頭が大喜で、最後尾がキンテロ選手でその前が自分。
執拗に自分の後ろに入ってきたことからも、絶対にアタックしてくると確信していたので、後ろに注意を集中して待つ。
登り出してすぐに踏んでいる音が聞こえ、左側からキンテロ選手が出てきたのですぐに反応して付く。
キッチリ付けていたのだが、折り返しで離れてしまい、差を詰め切れない。
パッと後ろを確認すると織田選手も反応していたので、下り出しを加速させてから交代する。
昨日と同じ展開だが、そこまで強烈に離れているわけではないので、バックストレートに入る前に追いつく。
3人で逃げ切りを狙えればチャンスがあると思い、踏んでみたのだがキンテロ選手がローテーションを渋る。
3人で牽制気味となり、登りで離れていた伊藤さんが追いついてきて4人になる。
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後ろを確認すると大喜とレバンテの西村選手が居たので、大喜を待つためにローテーションから抜ける。
大喜が追いついたところで踏みながら前に上がっていくと、自分と織田選手の2人になる。
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そのまま10周目、ラスト1周に入る。
後ろの4人に吸収された際に、後ろを振り返るとメイン集団がかなり迫っている。
「これは一旦、集団一つにまとまるな」と判断し、最後の動きに備えて脚を溜めながら下る。
下りの終わるころに、メイン集団を牽引するブリッツェンの列車に追いつかれたので、邪魔をしないように左に避け……。
の瞬間に前輪パンク。
何かを踏んだのか、段差にでも乗ってしまったのか、ハンドルに衝撃が走ると共に前輪の空気が一気に抜ける。
深い右コーナーで、完全にグリップを失い「これは落車しかねないぞ!」とビビりながらも、リアブレーキで速度を落として止まる。
トマが止まって前輪を渡してくれ、待ってくれていた椿に牽いてもらって真剣にメイン集団を追いかけたが、流石にラスト1周でペースの上がっているメイン集団に追いつけるわけもなく。
途中からは無駄足を使わないためにペースを落とし、流してゴールした。
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感想

今日は距離が短かったこともあって、予想通りハイペースなレースになっていた。
昨日に引き続き、チャンスのある動きには反応できていたので良かったと思う。
今日は大喜のおかげで、ある程度温存しつつ走ることができたので、キンテロ選手の動きにもしっかり反応することが出来た。
最後の状況は、最後にもう一度勝負できるように脚を残していたので、パンクという結果に終わってしまったのは、もったいなかったし悔しかった。
レースはそういうこともあるので、あまり気を重くせずに最終日に気持ちを切り替えるようにしたい。
ルビーレッドジャージはブリッツェンの小野寺選手に変わった。


キツさレベル

ある程度、余裕を残しながら走っていたので、かなり余裕はあった。


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COMMENTS

1 Comments
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JBCF東日本ロードクラシックDAY2、お疲れ様でしたー!!。
そして詳細なレポートもメチャクチャありがとうございます!!!。
まさき選手、ずっと逃げに乗っていて凄いな!と思っていましたが、もっと凄かった!。
逃げの中でいっぱい引いてはったんですね。
そして何と言っても惜しむらくは前輪パンク!!!。
でもでも、ハンドルに衝撃が伝わる程の、そしてやはりUD選手のブログでも"凄い勢いでパンク!"と書かれていた程のパンクで、落車しかねなかったとの事で、お怪我もなく本当に何よりです!!!。
今日はいよいよ最終日!。
ですが、残念ながら雨雲レーダーでは雨模様の様子。
安全第一でお気を付けて頑張ってくださいませー!。
今日もパソコンから応援いたしておりますです!。
Fight〜!! *\(^o^)/* *\(^o^)/* *\(^o^)/*

2020/07/25 (Sat) 12:14 | EDIT | REPLY |   

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