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ツール・ド・とちぎ 3日目

ツール・ド・とちぎを走り終えてきました!
最終日に総合ジャンプアップを目指して決死の逃げ&轟沈、レースレポートぜひ見てください!



ツール・ド・とちぎ 3日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催地:栃木県
日程:3月24日
距離:151km
天候:曇り
平均ワット:250W
最大ワット:1057W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:山本元喜、椿大志、山本大喜、雨乞竜己、荒井佑太


レース前のミーティング

自分の動きに関しては逃げる。
現状としてUCIポイント獲得の可能性は総合順位のジャンプアップが一番現実的。
とにかく逃げて、先行するしかない。
目標としては2つ目の山岳ポイントを逃げで通過後、メイン集団から絞り込まれたメンバーに合流する。
そのメンバーの中で総合10位以内に入れていれば総合ジャンプアップ。
10位以下であれば意味なし。
すなわち、後ろから追いついてくる集団内に自分より総合順位が上の選手が9人以下である必要がある。
この展開になるのであれば、激坂である2つ目の山岳ポイントが相当ハードになることしかありえない。
そのハードな展開の登りで残れる可能性よりも、逃げ集団のままで登りをクリアできる可能性の方が高いと考えた。
だから、逃げるしかない。


レースレポート

このコースは1週間前に車で下見に来ており、コース状態をしっかりと把握している。
レースの状況的に、逃げが決まる可能性があるのは最初の19km地点まで。
まずは、そこまでの間に動いて状況を把握する。
集団先頭でバッチリ臨戦態勢でパレードを終え、レーススタート。
アタックの動きに反応しながら、後ろに下がらないように前をキープし続ける。
何度か動くが決まらず。
10km辺りでブリヂストンの徳田優と2人で抜け出す。
優と2人であれば見送られるか? と期待してみるが、右京に追われる。
マトリックスじゃなく、右京、なぜ? と不思議に思っていると、右京がコントロールを開始する。
何度かアタックがかかるが、キッチリと潰される。
なるほど、28kmの中間スプリントを狙いたいという事か。
そこでいったん動きを止める。
中間スプリント後の逃げ打ちに備えて脚を溜める。
そして中間スプリント。
まずは、よくある中間スプリントのカウンターアタックを仕掛けてみる。
決まらず。
その後も動きに反応していくが、決まらない。
30km過ぎで農道に入る箇所がある。
そこであれば、道が狭いので逃げが決まる可能性がある。
下りで飛び出し、オリバーの選手と2人に。
後ろからサプラの選手が合流して3人に。
集団との距離が広がる。
3人ともかなり踏んでいるので逃げを決めたい、という意志が強い。
これは決まるかもしれない。
しかし、集団から追走が発生し、それをメイン集団が追ったことで、一つにまとまる。
振り出しに戻ったところで再びアタックがかかる。
すぐには決まらない。
逃げてからも脚を残さないといけないことを考えると動くのにも限界がある。
あと1回ぐらいが限界。
そう思っていると4人がアタックしたので、そこに反応する。
5人で抜け出し。
後ろは少し離れている。
これを決めるしかない、と思い踏む。
全員が協調的できれいにローテーションが回り後ろと差が開いていてく。
かなり離れた、と思ったところで、後ろからオリバーの選手が単独で合流、6人になる。
メンバーは自分、シマノの木村選手、LXのパク・サンフン、オリバーのコナー・マルタ、那須ブラーゼンの西尾選手、日本大学の佐藤君。
このメンバーで逃げが確定。
最初は1分辺りを前後していたが、少しずつタイム差が広がっていき、最大で2分まで開いた。
全員が綺麗に協調した状態で山岳ポイントへ近づいていく。
この後のことも考えると、ここで無駄に脚を使い過ぎたくない気もするし、かといって、山岳ポイントを5ポイントを持っている木村選手との争いは避けれない。
色々と思うところがあり、中途半端な先行になってしまい、木村選手と佐藤君に抜かされて3位通過。
ここから逃げの協調が乱れ始める。
まず、オリバーのコナー選手がローテーションを拒否。
自分と木村選手がオリバーのライオンズ選手の山岳ポイントを上回る可能性が出たため。
危惧していた山岳ポイントの争いの問題点がやっぱり出てきた。
そしてLXのパク選手が遅れる。
総合順位6位につけているパク選手だが、明らかに登れない。
去年のとちぎでも最終日にDNFになっている。
登りで争いが起きると遅れてしまう。
結果的に4人でのローテーションになる。
理想形としては2つめの山岳ポイント手前から本気で踏んで、山岳ポイントを逃げ集団で通過、という展開にしたかったのだが、難しそう。
メイン集団の追走力に対して逃げ集団の力が少なすぎる。
ジワジワと綺麗にタイム差を詰められていく。
完全にメイン集団のコントロール下。
諦めずに4人でローテーションを回すが、2つ目の山岳ポイント10km手前辺りで40秒差ほど。
山岳ポイントの登りで脚を残すことを考えずに、踏み続ける。
山岳ポイント2km手前を過ぎて少ししたところで木村選手がアタック。
オリバーと日大の佐藤君が続く。
自分もペースを維持して踏んでいたが、メイン集団に追いつかれる。
こうなっては、山岳ポイントでの絞り込みに残れるはずがないので、ペースを緩める。
そのまま山岳ポイントの激坂もゆっくりと登り、下りへ。
下りの途中で椿が落車しており、一緒になる。
そのまま椿に牽いてもらいながら走っていたが、10分で打ち切り、という事もあり、トップから6分遅れた時点でDNFになった。


感想

総合のジャンプアップを目指し、自分が出来る可能性に挑戦して散ったというイメージ。
やれることはやり切ったので後悔は無かったが、もう少し何か残せれば、という気持ちはある。
今回のレース展開ではトップに残っていたとしても総合10位以内に入ることはできなかったので、仕方がない。
この2日間でとにかく動きまくって疲れたので、次のレースに向けてしっかりリカバリーして備えたい。


キツさレベル
10
限界まで動いて牽いて踏み倒したので満足。

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