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インターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン 3日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:インドネシア
日程:9月28日
距離:137km
天候:晴れ



平均ワット:202W
最大ワット:1079W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、山本元喜、新城雄大

インドネシアで行われたUCI2.2クラスのステージレース。


レース前のミーティング

今回のレースは登りが多いレースということでキナンの見せ場。
初日の結果で総合順位の傾向が見えてきたためトマと自分の総合アップをメインとして走ることに。
セントジョージの動きに最注意しコントロールさせるために絶対に逃がさないように気を付ける。
最後の登りでの絞り込みに耐えるというのが自分の課題。
トマ、サルバ、マルコスはその登りで絞り込みを仕掛け、セントジョージを少しでも減らすのが目標。


レースレポート

パレード走行中に先頭まで上がり、セントジョージの動きに注意を払う。
パレードが終わりすぐさまアタックがかかる。
セントジョージはそこまで追う気配を見せず6名ほどを先行させる。
一度セントジョージが集団の先頭で横に広がりペースを落とす。
数名が前を追って飛び出すがセントジョージがしっかりと追走して潰し、これ以上は逃がさないという意思表示をする。
今日は終盤に山岳が控えていることもあり全員が脚を温存したいのだろう、いつもであれば何も考えてないかのようにアタックが連続するのに今日はすぐに大人しくなった。
そこからは延々とセントジョージのコントロールでレースが進む。
タイム差は最大4分強にまで広がる。
68km地点の注意すべきとされていた1つ目の山岳は平均勾配が緩かったこともありセントジョージのコントロールのまま通過した。
29分間230Wで登りきる。
下りを経て逃げとの差を詰めるために本格的にペースが上がり始める。
ジワジワと差を詰めていくが逃げも意外と粘り簡単には捕まらない。
逃げが捕まらないまま102kmからの登りが始まる。
相変わらずセントジョージがコントロールしたまま登る。
状況を動かすためにトマの指示で雄大がアタック。
セントジョージのペースを乱しにかかる。
雄大がしばらく先行した後にトマがアタック。
それを切っ掛けにセントジョージのコントロールが崩壊。
キナンの攻撃が始まる。
トマのアタックにはダイボールが続き集団が一つになる。
そこでマルコスが集団を牽引ペースが緩まないようにする。
辛い中で後ろを振り返ると集団が1列に伸びきっている。
そこからマルコスのペースアップとトマのアタックが繰り出されるが決まらず。
このままでは二人が消耗するかもと思い自分がアタック。
自分がアタックする直前にサプラの初日に自分が千切られた選手がアタックしており、それを追うが付けず。
ジワジワと離されていく。
後ろを見ると集団とも離れておりセントジョージのポイントリーダーがコントロールしている様子。
ここで下がるわけにはいかない。
セントジョージを少しでも消耗させるためにそのまま踏んでいく。
山頂まで3km辺りのところでサルバが単独で追いついて来てくれる。
サルバが前に入ってくれてペースメイク。
急勾配と緩勾配連続する登りなので後ろに付いている方が楽。
キツイながらもギリギリ粘って付いていき、山頂まで1kmというところまで来る。
後ろを振り返ると数名が追ってきている。
もう一度確認すると、トマ、マルコス、ダイボールの3人。
15%以上の山頂手前の登りを必死に踏切、ちょうど山頂で追いつかれそのまま下りに入る。
トマがアタックを仕掛けるがダイボールが付いてきて決まらない。
アップダウンというには一つ一つの坂が長いコースを通過していく。
下りは急勾配なうえに細く、急カーブも現れるのでかなり怖い。
何度か遅れかけながらも登り返しの加速を利用して追いつきなおす。
その間に逃げていた3人を吸収。
残るは自分の前にアタックしたサプラの選手のみ。
テクニカルなコースで吸収された内の一人が落車しキナン4人、ダイボール、他2名の7人の集団になる。
アップダウンコースではダイボールを引き離せないと判断したトマの指示により、トマ以外のキナンの3人がローテーションを開始する。
ダイボールは登りで遅れたセントジョージの選手に追いついて来てほしいのでローテーションに加わらない。
吸収された2人は楽がしたいので加わらない。
5人走っている選手のうち4人もこの集団に選手がいるキナンだけが集団を牽くのは必然。
明日も総合で勝負しなければいけないトマを残して3人でペースを上げる。
前に逃げているサプラを吸収したいのもあるが、一番の目的は遅れたセントジョージの選手に少しでおmタイムギャップを付けること。
3人で必死に回してサプラを追う。
サプラとのタイムギャップは50秒前後から変わらない。
下り基調なうえにかなりテクニカルなのでペースが上がりにくいからだろう。
そのまま3人で牽引を続けたが差を埋めることはできず。
54秒差で自分達の集団はゴール。
牽引した自分達3人はゴールスプリントには絡めず。
トマが4位、サルバが6位、自分が7位、マルコスが8位という結果だった。
総合リーダーを含む後ろの集団とは50秒の差が付いた。
総合2位にいたセントジョージの選手が大幅に遅れたためにトマと自分の
総合順位が一つ繰り上がり、3位と5位へ。

100kmの平坦を挟んだ後に標高1880mまで一気に駆け上がる最終ステージで決着をつけることとなる。
見た目は完全に平坦後に富士あざみラインといった感じ。
恐怖しかない。

2つ目の山岳の麓から頂上までは20分間340W
アタックしてから頂上までは12分間349W
サルバが来てくれてからは6分間337W出ていた。


感想

最終日をチームとしてかなりいい状態で迎えることが出来ていると思う。
自分の成績的にもかなりいい感じで走れているし、調子も良さそう。
特に登りでサルバが助けてくれたのはかなり効いており、おかげで残ることが出来て本当に助かった。
最終日のコースの最後に控える山岳は、それ一つでレース結果をゴッソリひっくり返せる可能性のある登りなので最後まで集中して挑んできたい。
少しでも多くUCIポイントを持って帰ることが出来るように最善を尽くせるように頑張りたい。


キツさレベル

最後の山岳は辛かったが、それ以外の場面では比較的楽だった。


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