ブエルタ・ア・ブルゴス 1日目
ブエルタ・ア・ブルゴス
クラス:HC ステージレース 1日目
開催国:スペイン
距離:149km
天候:晴れ
サント・ダミンゴ・デ・シロスからチウダッド・ロマナ・デ・クルニアへ向かう1周と少しの周回コースとU字のコースを合わせたコース。
8kmと35kmと87kmと105kmに3級の山岳ポイントがあり、27kmと51kmと78km地点に中間スプリントが設定されていた。
レース前のミーティング
チームからの指示は今日は逃げず他のメンバーと一緒に居るようにと言う指示。
久々のヨーロッパでのレースでもある為様子を見ながら行けという事だろう。
レースレポート
ホテルを出た時には長袖のジャージを着た方が良いかもという位涼しかったにも関わらずレース前にはかなりの暑さに。
2km程のパレードの後レース開始。
アタック合戦が始まるが関係なし。
集団内で待機しながら走る。
すぐに1発目の3級山岳が始まる。
かなり緩やかに登っている。
3級というだけあって大したことは無いのだろう。
先頭ではアタック合戦が続いているが、集団内に居ればかなり楽。
トンネルに入り、抜ける。
登りの角度が一気に上がった。
アタック合戦は続いたままで集団もかなりのペースで登る。
キツイ。
いきなりキツイ。
やはり舐めてはいけなかった、
ここで千切れるような事があっては一生の恥と思い、全力で付いて行く。
心臓が飛び出るんじゃないかと思う位追い込んで何とか山岳ポイントを集団内で通過。
油断するんじゃなかった。
やはりヨーロッパレース、簡単には終わらない。
その後、逃げが決まり集団のペースが落ち着く。
アスタナのコントロールでレースが進む。
2回目の3級山岳は集団で落ち着いたペースで通過。
そこまではきつくなかった。
メーターを見るとまだ35km地点。
山岳を2回超えたことで結構走ったように感じたが、まだまだ先は長い。
チームメンバーの側で固まって走る。
かなり暑いこともあり水の消費が激しい。
チームカーまで下がりボトルを背中に詰め込んで上がる。
2回目に下がった時に監督のジュリアーニから、このレースはユーロスポーツで中継されてるぞ!日本でもテレビに映れるかのしれないぞ!と言われる。
背中にボトル詰め込みまくって丸くなってる姿が映るのだろうか?
3回目の山岳もクリアし、4回目の3級山岳に入る。
1回目と同じ登りだ。
今までと違いペースが上がる。
周りで苦しんでいる選手もチラホラ。
自分は1回目よりも余裕のある状態で回転を意識しながら登る。
登りの終盤では流石にキツクなって息も上がっていたが。
1回目のような千切れる恐怖は無く登りきる。
ゴールに向けての位置取りが始まる。
チームのメンバーから離れないように気を付けて後ろに付いて行く。
ラスト40kmを切る。
位置取りがドンドン激しさを増していく。
他のメンバーと離れてしまう。
見えてはいるが近寄れない状態。
道が狭いこともあり道一杯に選手がギッシリ詰まっている。
右端に行ってみるが上がれる気配が全くない。
ラスト10kmを切る。
集団先頭が左右に分かれている。
2つの列車が争っているのだろう。
分かれた又の部分から前に上がりチームに合流。
しかしその後に先頭が1つになりその際に再びはぐれる。
そしてラスト3kmを切り集団のスピードがさらに上がる。
これでは前に上がることもできない。
このまま集団内でゴールだろうか?
左に曲がってラスト2kmの看板が斜め上に見える。
登っている。
ラスト2kmにいきなり強烈な登りが配置されている。
集団は怯む様子も無く全力で突っ込む。
耐えきれず千切れる。
車列に入り距離を維持する。
上手くすれば戻れるかもしれない。
ラスト1kmのゲートを越える。
再び強烈な登りが始まる。
踏み切れず更に遅れる。
これ以上は踏んでも意味が無いと判断しマイペースで登る事にして、ゴールする。
感想
久しぶりのヨーロッパという事で集団内でのレースだったが、やはり「キツイ所では半端無い」というあの感じを思い出さされた。
しかし以前に比べれば余裕を持って走れているような気がしなくもない。気のせいかもしれないが。
今日の山岳で3級という扱いであったことを忘れずに走りたい。
最後の登りも含めて、やはりヨーロッパレースは簡単には終わらないので油断せず頑張って走りたい。
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