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ツール・ド・熊野 3日目

クラス:2.2クラス ステージレース
開催国:和歌山県
日程:6月1日
距離:109km
天候:晴れ



平均ワット:219W
最大ワット:1062W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、山本元喜、新城雄大、山本大喜

キナンの本拠地である新宮市を中心として行われたUCI2.2クラスのステージレース。
3日目は熊野市で行われた。


レース前のミーティング

自分、雄大、サルバ、マルコスで逃げを狙い、大喜は集団に残れるように走り、それをトマがアシストするという形。
特に自分はサルバとマルコスが動き出すまでの逃げを狙いに行く。


レースレポート

今日はスタート直後のアタックに積極的に反応していく必要がある。
パレード中に集団先頭を死守し、絶対に下がらないようにする。
例年では止まっていたコメリ前のスタートラインをノンストップで通過しレーススタート。
初っ端のアタックに反応し、そのまま前で動き続ける。
一度マルコスと一緒に抜け出したが、直後にマルコスがパンクし、下がる。
マルコスが戻ってくるまでは前から下がるわけにはいかない。
踏み過ぎないように気を付けつつも、位置を下げてしまうと前に戻れない可能性もあるので、常に先頭付近を維持する。
動き続け、良いメンバーが前に集まることもあるが、逃げが決まらない。
そのまま逃げが決まらないまま登り区間が終わり、千枚田に向かう平坦区間に入る。
平坦区間の道が細くなるところで、数名が抜け出し集団のペースが落ちる。
自分の位置からは前が塞がっており反応が難しい。
すると、丁度先頭にいた雄大がアタックし前へのブリッヂが成功する。
7人前後の集団が先行したことで集団のペースがいったん落ち着く。
集団のペースが落ち着きはしたが落ちはせず、かなりいいペースのまま進む。
集団の前方にキナンの選手が集まっているのが見えたので、急いで前に上がる。
前に上がるとマトリックスの安原選手が先頭を牽いているのが見える。
そしてそのまま先頭付近で千枚田の登りへ向かう。
登りが始まってすぐにマンセボ選手がアタック。
それに反応していくが、集団も伸びてついてきており割れず。
後方はバラバラと砕けつつある。
そのままいいペースで登り続け、逃げ集団がかなり近くなってくる。
アタックしてみようと、先頭に上がるとマルコスが飛び出していたことに気づく。
逃げ集団はバラけてしまっており雄大が先行している状況で、マルコスは雄大をパスして先頭で登っていく。
マルコスがトップで千枚田の頂上に設定されている山岳ポイントを通過し、集団もペースを上げつつ山頂を通過する。
集団が伸びた状態で下りへ。
自分の3人前で下りに入った愛三の新しい外人選手が下りが極端に遅く、中切れを起こしていたが下り切った先で前に追いつく。
集団からは雄大がシマノの木村選手と2人で抜け出している状況。
一旦は集団が落ち着いたが、やはりブリッジをかける動きが発生したので、自分も反応していく。
下り切った先で雄大達を含む全員が追いつかれ、集団が一つにまとまる。
そこからパラパラと抜け出しの動きが生まれるが決まらない。
集団一つのまま札立峠の登りへ向かう。
ここまでの動きで自分はかなり脚に来ていたので、トップグループで登り切るのは難しいと判断し、キナンの他のメンバーが良い位置で登りに入れるようにアシストすることにする。
全員を引き連れて、先頭まで上がりそのまま先頭を牽いてベストのポジションを維持したまま峠の麓へ。
峠の入り口で右京のベンジャミン選手がアタックしていき、大喜がそれについて行く。
自分は前で登れる脚が無く、一気に位置を下げる。
グルペット集団辺りまで位置を下げたところで脚を回復させながら登る。
しばらくその位置で走っていると徐々に脚に余裕が生まれる。
少しでも前方で登り切った方が後に余裕を持って走れるので位置を上げていく。
山頂が近づいたところで前に右京の畑中さんが走っているのを見つける。
畑中さんに付くことが出来れば前に復帰できる確率がかなり高くなる。
少し無理して畑中さんに追いつき、そのまま山頂を越えて下りに入る。
下りをハイペースでチームカーの車列を交わしながら下り切る。
下り切ったところで15秒ほど先に10名以上の集団が見える。
そこに追い込みをかけて合流。
雄大のいる集団で合計で20人近い集団になる。
追いつく際にかなり追い込んだせいで脚がギリギリ。
何とか千切れないように耐えながら付いて行く。
必死に耐えて走っていると遠方に結構大きな集団が見える。
そこに追いつければかなり楽になると考え、ローテーションに加わり前を追っていたが中々追いつかない。
結局追いつかないまま下り切り、千枚田へ向かう平坦区間に入る。
対面でトマが単独で逃げているのを確認した。
そのまま前を追い続けていると、千枚田入り口直前で追いつく。
追いついた先はメイン集団。
脚がギリギリの状態で前を見ると、右京が列車を組んでアタックをかける瞬間。
マジか……と思い、ペースの上がる集団からなすすべなく遅れる。
千枚田を無理せずに登り切り、残る下りと平坦をマイペースで走っていると巨大なグルペットに追いつかれ、その集団でゴールした。
トマはそのまま逃げ切り、優勝。
マルコスは山岳リーダージャージを獲得してくれた。
大喜は個人総合を8位に上げた。


感想

自分個人としては逃げには入れれば良かったのだが、そこは不発に終わってしまった。
そこからはアシスト方向に切り替えていい位置に持っていくことが出来たので良かったと思う。
自分の調子的にもかなり良く、動いていたにもかかわらず登りもある程度耐えれていたのでそこは自身になった。


キツさレベル

最初から攻撃的に動き、終盤まで踏んでいたのでかなり疲労した。


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