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ジャパンカップ 2018

クラス:1.HCクラス ワンデーレース
開催国:栃木
日程:10月21日
距離:142km
天候:曇り



出場チームメイト:山本元喜、トマ・ルバ、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラ、山本大喜、新城雄大

栃木県で行われたUCI1.HCクラスのワンデーレース。


レース前のミーティング

毎年この時期に行われる国内最高クラスのワンデーレース。
UCIポイントの配転も非常に高く、何とかして成績を出したいレースでもある。
ミーティングでは自分と大喜と雄大は逃げ狙いで動き、残りのメンバーで終盤のペースアップに備えるという作戦になった。
逃げを狙うメンバーも終盤に残れるように脚を温存しながら逃げるようにと指示される。


レースレポート

ジャパンカップはパレードなしの号砲スタート。
いつも以上に早めにスタートラインに並びに行ったが、それでも先頭から3列目あたりでのスタートとなった。
スタート直後に登りが始まることもあり、逃げを狙っていない選手も登りでのペースアップを警戒して先頭に並ぶからだ。
近くにいたシマノの入部さんと会話しながらスタートを待つ。
そしてレーススタート。
先頭に出るのに手間取る。
その内に登りでプジョルがものすごい勢いでアタックしていく。
自分が先頭に出たところでマルコスが強烈なアタック。
一気に離れていく。
それを追う選手と一緒に逃げ集団形成のために集団先頭で登る。
先頭2人と10秒差ほどで山頂を通過し下りへ。
強烈に下りを攻める前の選手に必死になって付いていく。
後ろを見る余裕など微塵もないので後ろの状況は一切分からない。
そのまま下り切りコーナーがなくなったところで後ろを確認すると人数が恐ろしく減っている。
10名もいない。
その集団が前に見える2人を追い出すが思惑がイマイチ噛み合わず差が詰まらない。
そうこうしている内に大通りに出て後ろが追いついてくる。
それでも集団は30人ほど。
再び前の2人を負い始めジワジワと差が埋まる。
10秒ほどに詰まった状態でセブンイレブンのコーナーを曲がる。
ここからは登り基調のアップダウン区間。
遅れていた選手がさらに追いつき集団が結構大きくなる。
ブリッツェンがコントロールを始める。
前に2人が見えた状態で1周目が終わる。
再び登りでアタックが繰り返されるのか?と身構えているとロットの選手が単独で追走をかけただけで集団は活性化せずに終わる。
こうして3人の逃げが決まり、集団をブリッツェンがコントロールするという状態に落ち着く。
タイム差が1分半ほどの状態で1分半まで差が開き2周目が終わる。
そこからの数周は集団の前方に位置取りできないかかなり争ってみたがいつも通り入れてもらえず。
ブリッツェンの後ろにワールドツアーチームが並ぶという展開になる。
キナンもまとまって比較的前方に位置取りが出来るように動く。
集団に人数は思った以上に減り方が早く、3周目に入るころには30人近く減っていたと思う。
最初はピリピリしていた集団も周回数を重ねることで落ち着いてくる。
自分は下り区間とその後の平坦区間における集団内での辛さを知るために前と後ろで下って分析してみる。
やはり下りで集団が伸びてしまうので集団後方はその後の平坦区間でペースアップする必要があり辛い。
しかしそれだけではないということが今回のレースでは分かったが、それは秘密。
集団の最前方に居なかったのでタイム差の変化は分からなかった。
ある程度の位置でまとまって走りながら「ラスト5周辺りで集団の前方に上がっておこう」と話しておく。
そしてラスト5周。
どのチームも考えることは同じでいつも以上に過密になった状態で登り切り、下りに入るがレース展開に変化は生まれず。
その後の平坦区間とアップダウン区間で集団を牽いていたブリッツェンの選手がパラパラと前から下がってくる。
逃げ集団は分解したらしく、3人がそれぞれ単独で走っているという情報が入る。
ラスト4周へ。
登りが始まった直後にロットの選手を皮切りにペースアップが始まる。
急いで前に上がろうとするが登りだした位置が悪く前に上がれない。
手間取っている内にトマを含む十数名が抜け出す。
自分は第2集団に残れた。
それでも今の一回のペースアップで一気に脚に来た。
ここまでブリッツェンがコントロールしていたため例年以上にワールドツアーチームの足が残っていたからペースが速かったのだろう。
前方に先行する集団が見える状態で大通りに入る。
右京が一人も前に選手を送り込めていなかったらしく、集団を牽引する。
先行する集団も人数を増やしたくないようで踏んでおり、差が埋まらない。
そのままの差でラスト3周に入る。
登りの入り口からペースが上がり集団が分裂を始める。
何とか前に残ろうとしたが付いていけるペースではなく遅れる。
頂上手前の段階では前に集団の最後尾が見えていた。
どうにかして追いつけないかと思っていたが、後ろから抜いてきた入部さんにも付けず、下りに入る。
下りのコーナーが連続する区間を抜けたところで後ろから追いついてきた選手と合流。
そのまま前を追い、大通りに出たところで合流する。
集団のかなり前方に3名が飛び出し、それを単独で追う大喜の姿がある。
前方の3名にはサルバが含まれており、後に先頭に追い付いた。
大喜は追いつけずに集団に戻ってくる。
その集団でラスト2周を終えてゴールした。
最後はUCIポイント狙いのスプリントになり、諦めかけながらも一生懸命踏んだおかげで39位に入り、3ポイントゲットした。


感想
逃げに乗り損ねたことで終盤の展開に備えていたが、ペースアップについていくことが出来なかった。
短距離のインターバルが足りていなかったと思う。
コースの特性を理解し、それに合わせたトレーニングが必要ということは最近ひしひしと感じる。
去年はUCIポイント圏外でのゴールだったので今年は少しは成長したと言えるかもしれない。
足りていないところが非常に多いので次に向けて課題克服と強化を行っていきたい。


キツさレベル
10
脚が攣る直前まで追い込んだ。
最後まで踏めはしたがほとんど切れがなかった。


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