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ツール・ド・コリア 2日目

クラス:2.1クラス ステージレース
開催国:韓国
日程:6月13日
距離:163km
天候:晴れ



平均ワット:182W
最大ワット:1174W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、サルバドール・グアルディオラ、中島康晴、大久保陣、山本元喜

韓国で開催されたステージレースの2日目。
今日から本格的にラインレースという事で気合が入る。


レース前のミーティング

各自が持つ今回のレースの目標を達成するために考えて走るというのが今日の作戦。
自分は逃げ狙いで中島さんとサルバとトマも状況に応じて逃げを狙う。
レースの状況がどうなるか分からないので、状況に応じて話し合いながら動くという感じ。


レースレポート

少し並ぶタイミングが遅れ最後方でスタートラインに並ぶ。
パレード走行中に一気に先頭まで上がってしまいアタックに備える。
出来れば今日は逃げたい日。
抑えつつ、動き過ぎず、惜しい逃げは逃さず、自分で決めれそうなら狙い、無駄足を使わない。
かなり自分の中で複雑な思いが絡む。
結論、まずはスタートアタックすることにする。
コミッセールカーがレーススタートの合図を出すと共に全力で踏んでアタック。
最大出力1174W、今シーズンの最高値更新。
一気に逃げに行く。
単独で抜け出し、そのまま踏み続ける。
単独で逃げてもいいし、後ろから小集団に追いつかれてそこに合流してもいい。
ここでやめる理由は無い。
そのまま踏み続けると4名が追いついてきて5人になる。
集団が離れていたのでそのままローテーションして逃げを狙うが、追いついてきたメンバーが思った以上に踏めず、徐々に失速していく。
そのまま集団に追われ、スタートから3km程で飛び出し終了。
そこからアタック合戦再開。
集団先頭に残り続け、チャンスを狙って動き続けるが決まらず。
スタートから10km程進んだところで、これは長引く、と判断して集団内に戻る。
そこから集団の動きを見つつ休憩する。
案の定、逃げが決まらないままレースが進み続ける。
20km進んだ辺りから、再び前に上がる。
決まりそうと判断した動きや、集団のペースが緩んだタイミングで動いていく。
が、決まらない。
30kmも過ぎたころになるとさすがに疲れてくる。
今日は後半にアップダウン区間もあるし、脚を残しておかないと集団に残れない危険もある。
これ以上は動くとリスクが大きいな……、と判断し下がっている最中に逃げが決まる。
これに関してはかなり気分が悪かった。
自分の判断ミスにも嫌気がした。
しかも8人逃げと後から聞き、逃げ切りの可能性もあったのでかなりもったいないことをした、とも感じた。
落ち着いた集団は右京の小石選手と竹山選手がコントロールすることになる。
ペースはあまり速くなかったが、タイム差は2分半前後を行き来する。
8人逃げを2人で追い続けるのは無理があるはずなので、そのうち人数を増やすか他のチームの協力を取り付けるのだろう。
逃げもこのペースでタイム差が広がらない、という事は脚を後半に向けて温存している可能性が高い。
後半はペースが上がり激しくなるだろう。
疲れた脚を休めつつ、ストレスのない位置を探した結果、集団後方に落ち着く。
今日は危ないコーナーも無いので、インターバルもかからず、他の選手と位置取りを争う事も無いので後方は悪くない位置。
そこでレースの残り距離を消化していく。
前情報で、100km過ぎの山岳地点後の下りが危ない、と知らされていたので登りが始まった時点で徐々に位置を上げていく。
下りで集団が分断される可能性もあるし、落車に巻き込まれる危険もある。
多少は脚を使ってでも先頭にいるに越したことは無い。
山岳ポイント1km手前では5列ほどに膨らんだ集団の先頭に。
他のキナンのメンバーも集まった状態で下りに入る。
1列になって下る中で少し位置を下げたが、それでも20番手以内で下る。
しかし、前情報ほどは道も狭くないし、コーナーも多くない。
たいしたトラブルもなく、下りを終えて再び右京のコントロールに戻る。
そこからはアップダウンが連続することもあり、位置を下げずに集団の中盤から前方に居続ける。
ラスト40kmを切ったあたりからはローテーションにNIPPOも加わり、本格的に前を追い始める。
みるみる内にタイム差が詰まっていく。
集団が速いというよりは逃げが遅い。
あまり脚の無いメンバーが逃げに加わったのだろう。
逃げから2人が抜け出すも、全員がラスト20km程で捕まり、一つにまとまる。
残りの距離が少し長いこともあり、再び逃げを打つべくアタックがかかり始める。
自分も脱げを狙って動いてみるが、決めれず。
そこからは切り替えて、とにかく先頭に残るように集団先頭に残り続ける。
何度かアタックで集団が分断しそうになるタイミングもあったが、集団は少し人数が減った程度でゴールへ向かう。
500mの軽い登りのゴールスプリントになり、集団に残ってゴール。


感想

序盤に何とか逃げようと、かなり動いてみたが決めれなかったどころか、諦めた直後に決まるという最悪の展開だった。
特に逃げたメンバーがあまり強そうで無かったというのが山岳ポイントや中間スプリントのことを考えるともったいなかった。
明日以降もレースが続くので、切り替えて活躍できるように引き続き頑張りたい。


キツさレベル

前半は動いたので全体的に疲労感を感じてはいたが、中盤である程度休むことが出来たのまずまずの感覚で追えることができた。


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