ツアー・オブ・チンハイレイク 4日目
ツアー・オブ・チンハイレイク
クラス:HC ステージレース 4日目
開催国:中国
距離:185.4km
天候:晴れ
チンハイレイクの西岸を走り、ガングチャへ向かう直線レース。
コースは細かなアップダウンが連続する平坦コース。
66.6kmと120.7kmと158.2km地点に中間スプリントが設定されていた。
レース前のミーティング
昨日と同じで少数の逃げには乗らなくていいが、人数が行けば乗った方が良いという指示。
風向きにも気を付けるようにとも言われた。
レースレポート
今日もパレードは無しの号砲でレース開始。
今日のアタック合戦は今回のレース中1番のしょぼさだった。
リーダーチームのコルスがスタートと同時に先頭で集まってゆっくり進み、そこから1、2人が飛び出すという感じ。
しかし、飛び出した選手もこんなに少ない人数じゃ無理、という感じで帰って来て、また別の選手が飛び出す。
しばらく様子を見ていると、2人が飛び出し諦めずに頑張っている。
あれはやる気がありそう。
出来れば乗りたいが、3人になったところで少なすぎる。
集団左から2人の選手が飛び出したのでそれに追いつき3人で前に追いつき5人になる。
そこから更に2人追いついて来て7人の逃げが決まる。
全員で均等にローテーションし、逃げとメイン集団のタイム差は最大4分ほどまで開いた。
66.6kmの中間スプリントでは取りに行けという指示が出たのだが、自分が最後尾にいるときに先頭3人がもがき出したため出遅れて取れなかった。
逃げは120km手前で吸収される。
しかしメイン集団も横風区間で人数をかなり減らしており60人ぐらいに人数を減らしていた。
メイン集団は時々ペースアップし縦に伸びる。
その中で苦しんでいた130km地点。
左の路肩ギリギリを2.3列になり52km/hでほぼ限界の中で踏み続ける。
左の路肩に補給所まで1kmの看板が一瞬見える。
見えたと同時に自分の左前の選手がそこに突っ込み吹き飛ぶ。
それに巻き込まれ自分も吹き飛ぶ。
ケガの状態から察するに左半身を下にしてスライディングした模様。
滑り終わってから後ろから突っ込まれることを警戒して頭を抱えて丸くなる。
幸い後ろからは突っ込まれず。
再スタートの為に立ち上がるが、さっきまで全力で踏んでいたこともありフラフラ。
息が上がりきりとても自転車に跨れる状態じゃない。
膝に手を付きゼーゼー言いながら休む。
息が少し落ち着いたので、よろけながらバイクを立て直して走れるか様子を見るが、車輪が回らない。
確認した直後にチームカーがやって来て、バイクチェンジ。
とにかく跨ってスタートする。
チームカーから抜かれる際に「後ろの集団に合流してゴールを目指せ」と指示される。
後ろから大きな集団が来たので合流。
40人ほどいる。
集団内には士揮とアントニオ、最後尾にマリーニがいた。
アントニオとマリーニも落車しており、マリーニに至っては左手首が痛すぎるらしく右手だけでハンドルを持っていた。
そのままその集団の後ろに付いてゴール。
感想
状況を見て1発のアタックだけで逃げを決めれたのは良かった。
中間スプリントに関してはもっと経験を積んでいく必要があると感じた。
横風区間で集団がバラけることは予想していたので、その為にも逃げていた。
予想どうり人数を減らした集団に少し苦しむだけで合流できたのは良かったが、落車で全てオジャンになってしまった。
落車に関してはこのレベルのレースでは巻き込まれる位置に居たのが悪いと思うしかない。
今回遅れたせいで総合順位を狙っていくのは現実的に無理になった。
こうなってしまった以上ステージ狙いとアシストに徹するしかない。
しかし落車のダメージも結構ひどいので体の感じを見つつ、次の日も走れるように無理をし過ぎないように気を付けたい。
ダメージがどれ位酷いかと言うと、いつもノリノリで書いているレポートがこれ位短くなるレベルである。
心折れずに明日以降も気合を入れて頑張りたい。
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