Genki一杯

デパンネ2日目

デパンネ2日目のレースレポートです。
コースは今日は短縮はなく217kmのレース。
120kmから150kmの間に5ヶ所の石畳を挟むコースでした。




レース前のミーティング

やはり我慢しろとの指示が。
そもそもそれ以外のことが出来ないんじゃないかというレベルで昨日はキツかった。
今日もあれぐらいキツイのだろうかとビビりながらスタートへ。

レースレポート

本日のパレードは短めで終了でレース開始。
しかしアタック合戦に昨日の勢いはない。
他のチームも疲れているのだろうか?
しかし、自分は左脇腹がかなり痛い。
息が上がって呼吸する度に刺すような痛みが走る。
たぶん昨日車に突っ込んだ影響だろう。
トップスピードでもないのに集団後方でゼーゼー言いながら我慢する。
しばらくするとペースが一気に落ちた。
今日は逃げがかなりさらっと決まったようだった。
そこからは横風の吹くところでペースが上がったりもしたが、比較的ユックリと落ち着いたペースでレースが進んだ。
しかし100kmを越えた辺りから動きが徐々に激しくなってくる。
横風や追い風のところでペースアップしだし、集団が分割されては元に戻るを繰り返す。
自分も堪えきれずに一度千切れてから復帰する。
最後尾で苦しんでいると登りに入る。
少しペースが落ち、休むことができると安心する。
「しかしこの登りどこかで見たことあるな、昨日走ったかな?」と思いながら走る。
すると登りきったところで直角に曲がってパベ突入。
フランデーレンの2日目にも走った登りの石畳。
思わず「出た!」と悲鳴をあげてしまう。
しかもほぼ最後尾で入ったことで前が詰まっており足までついて再スタート。
完全に勢いが無いためドンドン遅れていく。
頂上に着いた頃には集団が見えなくなっていた。
何とか追い付こうと下りで一気に踏むと直角カーブが登場。
慌ててブレーキして後輪を滑らしながら何とか勢いを殺して曲がる。
見晴らしのいい真っ直ぐな道に入るが集団は影も形もない。
自分の近くには6人がいたので、そのメンバーで前にいる数人の千切れた選手のグループに追い付こうとする。
しかし登りで6人が分解。
2人が先行し、自分とチームメイトのアントニオとサウスイーストの選手の3人になり、1人がやめた。
そこから3人で追いかけるが一向に差が詰まらない。
審判バイクから「やめるか?」と聞かれるが、「ノー」と答える。
かなり粘っていると、見かねたのか救急車がカーぺーサーしてくれて前に合流することができた。
前に追い付いた時にサウスイーストの選手がメーターを見て「87」と呟いてやめていった。
自分も確認してみると、ラスト87km地点だった。
正直自分もやめたいと思ってしまったが、この集団があるかぎりはゴールできる可能性があると思い我慢する。
そこから8人でローテーションするが横風も強く何度か分解しかけてはカーぺーサーで纏まるというのを繰り返す。
そんな状況が続きながらカーぺーサーなども入りつつ走っていると、前に大きな集団が見えてきた。
大集団の後ろの車列を使って追い付く。
どうやらそこが本物のグルペットだったようでその大集団でそのままゴールした。

感想

ホントにキツくて何度もやめようかと思ったが我慢して良かったと心の底から思った。
特に8人でローテーションしている途中で雨が降って来たときは膝が痛くなってきたこともありマジでやめようかと思ってしまった。
誰か一人がやめていればやめてたかもしれない。
我慢することだけは学べていると思うベルギーのレース。
諦めなければ救いが有ることもあると学べた1日だった。
明日は110kmのレースが午前中にあり、午後から上位120人だけTTがある。
恐らくTTは走れないと思うので午前中のレースで全力を出して頑張りたい。
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