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ツアー・オブ・ターキー 3日目

クラス:2.Pro
開催地:トルコ
日程:4月23日
距離:155km
天候:晴れ








平均ワット:193W
最大ワット:947W
出場チームメイト:トマ・ルバ、レイモンド・クレダー、ドリュー・モレ、ライアン・カバナ、山本元喜、新城雄大、孫崎大樹

レースレポート

今日は155kmで長距離とは言わないもののアップダウンが連続するためペースの上がり方によってはハードなレースになる可能性の高い日だった。
チャンスがあれば逃げに乗っていきたいものの、序盤のアップダウンは油断できず、登り前にアタックしていると追いつかれた際にそのまま集団からも千切られる可能性があったので、挑戦するにしてもタイミングが大切。
というわけであまり積極的には仕掛けないつもりでパレード走行を行っていたが、ワールドツアーチームがあまり先頭に選手を固めていなかったので、もしかしたらすんなりと逃げが決まるかもしれない、と淡い期待を抱いて先頭に上がろうとしていた。
そして先頭に上がる隙を伺っていると、パレードが終わると同時に端からすごい勢いでBORAの選手が先頭に上がっていった。
この時点で簡単に決まらなさそうな気がしていたが、とりあえず挑戦してみようと考えて平坦区間で一度は軽く仕掛けてみたが決まらず。
一度集団内に下がって休み、もう一度、次はしっかりと逃げを打ちに行ってみたが決まらず。
登りが近づいてきたので、一度集団内に戻って休んで備えていたが登りに入ったタイミングでは少しダメージが残っていた。
登りではほぼ最後尾くらいで地味に耐えつつ登り切り、次の動きのチャンスを伺いたかったが、いかんせん長めのアップダウンが連続するので仕掛けどころがない。
登りでアタックしている選手もいるが、登りにかなりの自信がないと無理な動きだろう。
平坦や登りで抜け出す選手もいるが、20秒程度のタイム差であれば登りに入ると集団がゴリゴリ加速して吸収する、という動きが繰り返されていた。
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これはどうしようもない、と感じたので登りは集団の中盤から後方でクリアし、アップダウン区間が終わるのを待った。
最後の登りが終わり、直線的な下りに入ったところでアタックを仕掛けて飛び出す。
コンチネンタルチームだけで6名が抜け出すことができたので、これはチャンスと思い、全開でローテーションを回していたが、BORAに追われて潰される。
それ以降もアタックが連続するものの、3名以上の抜け出しは確実に潰されてノーチャンス状態。
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最終的にスタートから1時間半が経過した後の登りで力づくで抜け出していった3名逃げが決まり集団がペースダウンした。
今回のレースで一番の減速でしっかりと逃げ3名とのタイム差を広げたのちに、コントロールが始まり、いつもの如く淡々と距離を消化していく。
時折キナンで集まり位置を調整しつつストレスなく走り続ける。
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レースは淡々と進み、ラスト30kmあたりを頂上とする登りに向かってペースを上げていき、逃げとのタイム差を射程圏に収めていた。
その登りでは先頭ではアタックが発生していたものの集団は積極的に追う感じではなく、淡々と進んでいたのだがある程度の辛さはあった。
逃げとの差が詰まっていたことで山頂でライアンがアタックし、ブリッジを仕掛けに行った。
山頂を越えた後の下りで、思った以上にペースが緩んでいたので、逃げを見逃すつもりなのか?と不思議に思っていると、BORAが先頭で集まりハイペースで牽引を開始。
引き延ばされた集団かつ、路面の悪さも手伝って後ろにいるだけでも消耗する状況だった。
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そのままの勢いで最後の3級山岳に突入し、登り出し早々にスプリンターが遅れ始める。
カベンディッシュが完全に諦めた雰囲気で遅れており、登りでペースが上がる状況は捨てているんだな、等と考えつつ踏んでいき、すぐ後にこれも諦めているクレダーをパスする。
孫崎、雄大もパスし、捕まって降ってきたライアンもパスするが、集団のペースが上がっておりかなり辛い状況。
昨日は粘っていたウェルスフォード選手も踏んではいたが勢いがなく、周りにBORAの選手もいなかったので、今日は見捨てられている、と思いつつパス。
その先で昨日までウェルスポート選手を引き上げていた5番選手がいたので、その後ろについて先頭集団が見えている状態で山頂をパスする。
上手くフォローできれば前に復帰できる、と頑張ったが、ハイペースの下りについていけず千切れてしまい、先頭から2分弱遅れてゴールした。


感想

コースプロフィール的には地味にまとまったレースになるかもしれないと期待していたが、ふたを開けてみれば今日も今日とて登りが辛いレースだった。
連日登りのハイペースで苦しんでいるが、もしこれが最終日まで続くのであれば恐怖しかない。
少しずつ疲れてくれている事を祈るばかりである。
3日目ではあるが少しずつ疲弊している感じもあり少し心配だが、そろそろチャンスがあれば逃げを狙ってみたいとも思っているので、明日以降も頑張って走りたい。


キツさレベル

最後の登りでは限界まで追い込んでいたが、全体としては身体が限界、という疲労感はまだない。
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