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ツール・ド・インドネシア 5日目

クラス:2.1クラス ステージレース
開催国:インドネシア
日程:8月23日
距離:137km
天候:晴れ



平均ワット:211W
最大ワット:811W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:トマ・ルバ、サルバドール・グアルディオラ、マルコス・ガルシア、山本元喜、新城雄大

インドネシアで開催されたステージレースの5日目。
前半の90kmはド平坦で進んだ後に30km登るというステージ。


レース前のミーティング

今日はトマの総合一本に目標を固定し、それを全員でアシストする、という作戦。
具体的には、平坦区間を自分と雄大でコントロールし、登りに入ってからはサルバとマルコスでアシストする。


レースレポート

4kmのパレードを終え、アタックがかかる。
いつもと違い、今回は逃げのメンバーを選別する側。
アタックしていく選手のゼッケンナンバーと人数を見ながら、逃げを決めるかどうかを判断する。
サルバやトマが判断し、潰す、と決めた際には自分と雄大が牽いて逃げを潰す。
理想としては総合順位に関係ない5人ほどを逃がして集団をコントロールしたいが、抜け出す人数が増えると総合上位の選手が動いてくるので非常に厄介。
何度も差を広げては潰す、という動きを繰り返す。
いつまで経っても落ち着かず、総合上位の動きにトマが反応したり、という事も起き始める。
トマが前に先行している間は自分たちは休むことが出来る。
前に追走をかける選手に付いて再び先頭に戻る。
それからもしばらく逃げの選択は続き、最終的には25km前後に5人の逃げが決まり、そこに総合で6分遅れのミオジーの選手がチームメイトと2人でブリッヂして7人逃げが決まる。
そこからは自分と雄大で集団のペースをコントロールする。
5分まではタイム差を広げて大丈夫、という事だったので、少しずつタイム差を広げていき、他のチームがコントロールに選手を加えてくるのを待つ。
4分前後まで開いたところで、トレンガヌが一人ローテーションに選手を加えてくれたことで3人になる。
そこからタイム差がジワジワと開いていき、6分差にまでなるが、他のチームが選手を加えてくる気配はない。
タイム差はコミッセールバイクと無線から随時確認しているのだが、バイクの方は急に2分半と表示したりするため、信頼度がかなり低い。
頻繁に無線でタイムを確認しながらコントロールを続ける。
しばらくコントロールを続け、タイム差が5分から6分を行き来し安心していた矢先、いきなり10分差になる。
半信半疑で無線からの情報を待っていると、10分で正しい、と伝えられ急いでペースを上げていく。
そんなタイミングで交通規制が不十分な街中に突入し、車の間を集団が縫うようにして突き進むという、かなりカオスな展開になる。
レースキャンセルも考えられたが、続行となり、全力で前を追う。
登り出しまで少しでもタイム差を詰めておかないと、取り返しがつかなくなる。
登りの入り口まで全力で踏み切り、タイム差は10分台。
そのままトレンガヌの選手を先頭に上り始めるが、サルバとマルコスが上がってきてペースを上げる。
自分はそこで脚がいっぱいになり、ぶっ千切れて最後尾へ。
一度息を整えてから、前で分解した集団の最後尾まで追いつき、10人の小集団でゴールした。
レースの先頭は逃げていた選手が5分差と4分差で逃げ切り、総合順位を上げてきたものの、トマまでは届かず。
トマが総合優勝と山岳リーダーを獲得。
チーム総合3位という結果になった。
自分は個人総合33位でフィニッシュ。


感想

トマの総合を守るために全力を尽くした1日だった。
自分の個人総合も若干、ポイント獲得チャンスがあっただけに少し惜しかったが、結果を見る限りもし自分の最速で登っていてもかなり順位を落としていたので、アシストに回って良かったと思う。
チームとしても総合優勝は昨年のTOJ以降1年ぶりの成績だったのでかなり嬉しかった。
特に、最終日までは自分のための走りが多かっただけに、チームのためにしっかりと仕事が出来たというのも自分としては嬉しい。
今回のレースでは要所要所で自分の力不足によって遅れた箇所が多く、あと一歩力を付けれなければ安定した成績を得るのが難しいという事を身に染みて実感した。
さらにトレーニングを重ねて、成績を出していけるようになりたいと思う。


キツさレベル
10
登り開始直前が一番つらく、オールアウトギリギリのラインだった。


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