Genki一杯

Top Page > レポート > レースレポート > 2023富士クリテリウム 決勝

2023富士クリテリウム 決勝

開催地:富士市
日程:3月5日
距離:54km








天候:曇りのち雨
出場チームメイト:畑中勇介、山本元喜、孫崎大樹、宮崎泰史


レースレポート

今年は4人で決勝に上がれた富士クリテリウムだったが、チームで協力してスプリント、という感じではなく、アタッカーの自分と宮崎でレースを乱し、畑中さんと孫崎がスプリントに備える、という作戦になった。
決勝にフルメンバーで上がれたチームが存在せず、エーススプリンターを欠いたチームもいる中で集団をまとめるチームが存在せず、逃げの打ち合いがメインになると予想されたからである。
仮に集団をコントロールしてまとめたところで、人数的な不利に追い込まれるのでスプリント勝負で有利にならないというジレンマが存在してもいた。
結果、自分と宮崎はとにかく逃げを打ち、集団をかき乱し、逃げを狙う選手を消耗させ、自分たちの脚と共に他チームの選手も消耗させる自爆特攻型の動きを行うことになる。
ラスト5~3周の頃には集団から離脱、或いは列車が存在するならそれを乱すためにアタックして散る、という出し切りの作戦になっていた。
レース開始!
予選よりも気温が低めな中、少し震えながらのレースとなった。
レース中には雨が降り始める予報になっており、すでにパラパラと降り始めてはいた。
スタートから積極的にアタックを仕掛けていくが、決勝ということもあって決まらない。
まぁ、誰もが逃げたいだろうから、逃げは決まらずに延々と消耗の仕掛けあいが続くと見ていたので想定通り。
334904118_517673860438291_8987334950549168836_n.jpg
逃げを仕掛ける選手と一緒に動く形にスタイルを変更し少しでも長く反応できるように動き続ける。
334894092_530256422466508_1558852128390899251_n.jpg
最初は元気いっぱいだった集団も少しずつ動きが鈍くなり始め、アタックのキレや反応、追いついてきたときの雰囲気に、どんより、とした空気感が出てくる。
雨が少しずつ強くなってきたこともあり、いつまで続けるの?これ、といった空気感である。
こうなってくると各チームの選手が入った逃げが出来た場合には、とりあえず見送ってしまおうとなる可能性が高いので、逃げの動きを外さないように一層に気を付けた。
334902160_954064422253041_686721853045262993_n.jpg
その結果、孫崎の入った逃げが抜け出し、そのまま先行する形となった。
キナンとしては願ってもない状況だったので、全力で集団の動きを止めにかかった。
逃げに選手を送り込んだチームも多く、積極的に追うチームが出ないことで集団の動きは鈍化し、一気に差が開いていたた。
そこから、逃げに入りそびれたエーススプリンターのブリッヂが何度かあったが、タイミング的に遅く、数周逃げたのちに吸収される、という展開が続いた。
その後も追走の動きを潰し続けていたが、レースも終盤になったところでどう足掻いても逃げ切りが確定的となったため、安全のために集団後方で無理せずに走ろう、と宮崎に伝えて下がる。
334880932_6011834795575578_7398581866548651580_n.jpg
そして下がったラスト2周あたりに自分たちの少し前で落車が発生。
安全のために後ろに下がったのに、落車に巻き込まれかけていては本末転倒。
幸い、キナンは誰も巻き込まれずに済んだ。
その後安全に走ってゴールした。
ゴール前から体が特に冷えてきてガタガタ震えながらチームピットに帰った。


感想

チームの最高順位は孫崎の9位だったが、最終番では体が冷えすぎてまともに動かなかったと言っていた。
この時期の雨のレースというかなりイレギュラーな状況だったので、正直無事にゴールできてよかった、という気持ちが強かった。
体調が悪くなる危険も残っているのでしっかりと休ませたい。


キツさレベル
10
レースのキツさだけでなく天候での辛さが重なりかなりハードなレースだった。

amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!

山本元喜の本はコチラ!

COMMENTS

0 Comments
There are no comments yet.

REPLY

Leave a reply