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チェコサイクリングツアー 1&2日目

クラス:2.1クラス ステージレース
開催国:チェコ
日程:8月10日
距離:197km
天候:晴れ



平均ワット:176W
最大ワット:936W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:雨澤毅明、入部正太朗、山本元喜、小石祐馬、山本大喜、石上優大、松田祥位

チェコで行われたUCI2.1クラスのステージレース。


レース前のミーティング

今回のレースはエース雨澤でUCIポイントを狙っていくという作戦。
2日目の今日は雨澤を先頭集団とタイム差なしでゴールさせるためにチームとして動く。


レースレポート

昨日に行われたタイムトライアルではチームとしては17位という結果に終わったが、タイム差的には大差にならずに済んでいる。
自分個人としては中々苦しんだこともあり、全日本TTの感触と合わせて「タイムトライアルに向いていないかもしれない」と感じている気もしている。
これについては後日に詳しく解説してもいいかもしれない。

さて、ロードレース初日の今日。
今回のエースは雨澤くんということで今日は雨澤を先頭集団とタイム差0秒でゴールさせるのが目的。
山岳前の引き上げであったり、トラブルの対応がメインとなるはず。
ちなみに逃げには入部さんがメインで挑戦し、ほかのメンバーも狙えそうであれば逃げを狙って動いてもいいと言われている。
今日のパレードは長めで8km。
パレードとレースの距離を合わせると200kmを超えるかなりのロングステージ。
とは言ったもののここはレース全体でみた場合には山場でないというのが恐ろしい。
パレード中は小石と話しながら集団後方を走る。
時期的にコンディションがバッチリ合っているという訳でも無いので逃げるつもりはないが少し動いて感触を確かめてみようかと思う。
パレード終盤に上がってみると意外と簡単に集団先頭に出れたので様子をみてアタックしてみることにする。
集団先頭には入部さん、大喜も上がってきている。
リアルスタートが切られるがアタックがかからない。
しばらくして大喜を含む数名が飛び出すが捕まる。
その後の動きで飛び出してみる。
何度か動いて途中では6人ほどで逃げられそうな場面もあったが登りの入り口手前で捕まる。
そのカウンターで入部さんが飛び出し、それに数名が合流する。
その時点で集団が横に広がり、逃げを決めさせようとする。
いったんは姿が見えなくなるくらいに差が広がる。
これで逃げが確定か?と思っているとCCCの山岳ジャージを着た選手がアタック。
それを皮切りに散発的にアタックがかかっていき、それを追う集団のペースが上がる。
ほぼ棒状一列となり登りを駆け上がっていく。
結構踏むことになったがある程度前方で登りきることが出来た。
7分50秒間341W
その登りで入部さんを含む逃げ集団が一度捕まり、それと入れ違いで3人が逃げることになる。
少人数の逃げが決まったことで集団はペースを落とし、タイム差が広がっていく。
しばらくしてからペースが上がってタイム差維持状態になったが、山頂から数えて90km、2時間半は比較的休憩できる時間が続いた。
その間に何度か前方に上がっては見たが、いざ山岳が近づくと集団の密度が上がってくるために集団先頭付近にいるためには脚を使う必要がある。
前にしばらく上がっていたが雨澤が合流してくる気配もなかったので後ろの方に下がって登りに入ることにした。
山岳ポイントスタートの看板を通過するが最初は3%くらいの緩めの勾配が続く。
この後に確実に勾配が上昇するな……と少し憂鬱になっていると勾配がガクッと上がり8%へ。
そこからアタックがかかり集団のペースが上がる。
集団後方で登りに入ったせいで中切れが連続して発生し、巻き込まれると共に前に上がる脚もなく先頭から遅れて登る。
この登りの後には下った後に平坦区間が続くのでそこで先頭に復帰できる可能性がかなり高い。
この登りでは前からの遅れを少しでも抑えつつも踏み過ぎて力尽きることに警戒しないといけない。
しばらく間は他の選手が作るペースに合わせていたが、途中から踏めそうだったので前に出てペースを少し上げていく。
自分たちの前に少し大きめの集団を確認しつつ山頂へ近づいていく。
山頂まで1km当たりのところで後ろから入部さんが出てくる。
さらに山頂500m当たりで他のチームの選手が出てきてペースが上がる。
自分たちの集団は4人になっており、ペースアップで千切れそうになるが全力でもがいて付いていく。
勾配が上がってからの16分42秒間320W
そこからの下りと平坦区間で他の選手と協力して前を追いかけ、先頭集団に合流することに成功する。
暑さと疲労で少しクラクラしておりかなり辛かった。
そこから本格的に逃げを捕まえるためにペースが上がり、アップダウンで千切れかけつつも何とか付いていく。
ラスト30km辺りまで行ったところで雨が降ってくる。
視界も悪くなるし路面もスリッピーになるので怖かったが、体温が一気に下がったおかげで少し楽になった。
そのままペースの上がる集団に付いて走っていたが、ラスト1kmを切ったところで中切れの頻発と共にペースが上がり、最後の石畳でのスリップが怖かったこともあり集団から遅れてゴールした。


感想
久々のヨーロッパツアーのレースのハードさに懐かしさを感じた。
レースの強度と自分の疲労感から考えるにそこまで本調子じゃないと感じる。
無理はせずに完走することを目標に走る必要が出てくる。
明日は超山岳ステージなのでオールアウトしないように今の自分の脚の調子をしっかりと見極めつつ走りたい。
また暑さ対策もしっかりと講じて万全の状態で挑めるようにしたい。

キツさレベル

登りのペースアップと暑さでかなり疲労した感がある。

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