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西日本ロードクラシック広島大会

JBCF西日本ロードクラシック1日目

クラス:Jプロツアー
開催国:日本
日程:6月30日
距離:110km
天候:雨



平均ワット:216W
最大ワット:1005W
※パワー2マックスでの測定
出場チームメイト:中島康晴、山本元喜、雨乞竜己、中西健児、新城雄大、山本大喜


広島で行われたJプロツアー。


レース前のミーティング

レース前半では雄大、大喜、健児、アマタツで逃げを狙い、うまくいけばそのまま逃げ切り、失敗した場合には自分と中島さんで対応という形。


レースレポート

今日は雨の広島。
スタート前にトイレに行っていたせいで並ぶのが遅れる。
少し嫌な予感の中レーススタート。
スタートからペースの上がる集団。
下りに入り集団が伸びる。
雨で路面が濡れている事に加えて久々に走るコーナーの連続する怖い下り。
かなりビビりながら前から遅れないように走る。
下りで時々前を伺うが人数が減っているっぽい。
集団が大きく割れている可能性がある。
マズイ!とは思うが下りでは前に上がることが出来ない。
下り切って三段坂で先頭まで上がる。
雨乞が居たので「まえ、何人くらい行ってる?」と聞くと「結構行ってる」とのこと。
これは確実にマズイ、と判断し登りでペースを上げて追うが、前に集団の姿すら見えない。
恐らく下りで相当離れたのだろう。
集団がバラケながら自分に付いて来て下りへ。
再び登って1周目が終わる。
沿道に立つ石田監督から「50人くらい前に行ってる」と伝えられる。
タイム差は20秒程、おそらく次の登り1本で追いつける。
だが結構な大人数。
幸い、集団に残っている選手から考えてキナンからは中島さん、健児、雄大が残っているハズ。
これであれば万が一自分が追いつかなくても何とか前で勝負できるかもしれない。
それでもギリギリを攻めて下っていると路肩で落車している選手が。
キナンのジャージが転がっている。
雄大落車。
これで先頭に残っているのは中島さんと健児のみ。
これは確実に追いつかないとマズイ。
下りで中切れが頻発し人数を減らしながら前を追っていく。
下り切ったところで前に先頭集団が見えていたので登りの麓から一気に踏んでいく。
後ろを振り返ると水色の選手が付いていたが交代せずに踏み続け、頂上で前に追いつく。
すぐに集団後方に居た健児に状況を確認するとシマノ2名、ブリッツェン1名、マトリックス佐野さんの4名の逃げが決まったらしい。
そこからはしばらく先頭集団で待機。
自分が登りで引き離した集団も追い付いて来て先頭が50名強の集団になり2周目を終える。
キナンは自分、中島さん、雨乞い、健児の4人しかいないので、しばらくは様子見することになる。
ちなみに大喜に関しては下りで遅れていったらしい。
ブラーゼンがコントロールを始め逃げ4名とのタイム差をキープする。
すると3周目が終わったところで佐野さんが沿道で頭を抱えて座っている。
踏み過ぎてオールアウトして終わったらしい。
残り6周。
自分としては動くとしてもラスト4周からと考えていた。
逃げとの詰まり方や集団の活性化の具合によっても判断は変化するが。
周回数が減るうちにマトリックスがコントロールを開始し、それに合わせてキナンも雨乞にコントロールに加わってもらう。
そしてラスト4周へ。
集団の動きに警戒するが大きな動きは無し。
逃げとのタイム差も1分前後だったのでここでは動かず。
ラスト3周。
4周目と同様。
ラスト2周に入り、下りで雨乞が前に上がろうとしていると落車。
かなり献身的にアシストしてくれていただけにここで雨乞を失うのは辛い。
そんな状況下でラスト2周の登りへ。
下り手前では「どう仕掛けるか」と悩んでいたが、登りの入り口から土井さんがペースアップする。
5番手辺りについて登っていく。
絞り込みをかけたかったのでここでのペースアップは助かる。
3段坂を登り終え、頂上へ続く急坂に入ったところで自分がアタック。
頂上まで踏み切り、後ろを確認すると真っ赤なジャージが付いて来ている。
窪木さん。
かなり厄介な相手。
他にも粘った選手がおり、そのメンバーで先頭集団が作り直される。
20名くらいだろうか。
登りで絞り込めると判断した中島さんが、土井さんとともに集団の牽引に加わる。
ラスト1周に入る手前で土井さんが牽引をやめて中島さん単独での牽引となる。
集団には自分と健児も残っている。
中島さんの牽引のおかげで下りの途中で逃げていた入部さんを含む全員を吸収する。
健児に「ラストの登りで麓から逃げ切りを狙ってアタックしてくれ」と伝える。
そしてラストの登りへ。
健児が若干動きを阻害される場面もあったが、アタック。
集団は追う気配を見せずに健児が先行する。
アタックしようとする選手に自分がチェックに入る。
自分が動くと集団が必ず追ってくるので、健児の逃げ切り勝負でもいいかもしれない。
そう考えていると三段坂の終盤で入部さんが上がって来て牽引開始。
完全にアシストの動き。
「このままでは健児との差を詰められる」と判断し、終盤の急坂でアタック。
窪木さんと2人になり健児に追いつく。
窪木さんと勝負するのは辛い所がある。
牽制に入り、後ろに追いつかれる。
しかし集団もかなり絞り込まれている。
下りを通過し平坦区間に入ったところでシマノの木村選手がアタック。
ワンテンポ開けてから自分もアタック。
2人で飛び出す展開に。
後ろを振り返ると徐々に離れている。
このまま牽制が続けば逃げ切りも狙える。
2人で踏み続けゴールを狙う。ゴール1km手前の下りで後ろを確認すると集団の姿が見える。
しかし、ここからは踏み切るしか手段が無い。
そこからは後ろを確認せずにひたすら踏み続ける。
ラスト500mのヘアピンを抜けて全力で踏み続ける。
ラスト300mで追いついてきた集団5人にパスされる。
最後尾には健児。
踏み止めそうになるが、「JPTポイントを少しでも多く獲得しないと!」と思い、もがき直し。
6位でゴールする。


感想

全日本後で疲労や集中力の切れを心配していたが中々悪く無い具合に踏めていた。
この感じであればもっと登りで勝負しても良かったかもしれない。
ラストの展開に関しては中島さんを温存できていればもっと有利に運ぶことが出来たが、そうすると逃げ切られていた可能性があったので仕方が無かった。
トラブルで失った選手も多く、作戦としてももっと煮詰めれるところがあるだろうとも思う。
しかしチームの連携力もドンドンと上がってきているのでそれを生かして勝負できるようにしていきたい。


キツさレベル

距離が100kmちょっとという事と、逃げとの差の調整が長かったので脚に来た箇所は終盤の展開だけだった。


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