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筋肉を付けるために特別な機材は必要ない!

CATEGORYクレイジー
今回はギア回りについてです。
ギア選択に困っている方は是非参考にしてください。





今回の質問


「まさかの同じ身長に驚きです(*゚O゚*)))
身長が低い者は筋肉でカバー…
となれば、パワーで行くためには機材をノーマルクランクやリヤスプロケットを小さめにするなどした方が良いのでしょうか?
筋肉がつくまでは辛いとは思いますが…」
少し考え方が間違っていますので注意が必要です。
筋肉筋肉と筋肉を連呼してはいますが、なにも普段から筋肉だけで走るわけではありません。
勝負所で筋肉に頼って頭を使わずに力押ししようっていうのが、筋肉ライマーの基本理念です。
また、体重を落としてパワーウェイトレシオを上げるのではなく、筋肉を増やして体重を増やしつつも、それ以上に出力を上げることでレシオを上げようっていうのも理念になります。
ですので「ギア倍数を上げるかどうか」というのはまた別の話になってきます。

大公開!筋肉ライマーになるための方法!


① 体重を気にせず普段から好きなものを食べます。
② とにかく登りを一生懸命全力で登ります
プロテインを飲みます
完成
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思ったよりも簡単に完成してしまいましたね!
とにかく重い体重を気にせずに登りまくるのです。
そしてプロテインを飲みまくるのです。
体重が重いにも関わらず「あれ?なんか登れる!」と感じた時、それがあなたにとっての筋肉ライマーです。
説明するのは簡単ですが、実際には中々の苦行になることが予想されます。
登れる!と感じるまでにひたすらに贅肉を引きずって坂を登り続けることになるのでマジ辛いです。
自分もシーズン初めの贅肉多めの際には、バイクが中々進まずにかなり嫌になってきます。
しかし次第に贅肉が筋肉に変わっていくにつれて、脂肪が落ちていくため、筋肉量が増えつつも体重が低下していくという現象が発生します。
筋肉ライマーへの一歩ですね。
その結果、体重が1kg落ちただけで明らかに登りの軽さが変わります。

体重減少による登りのフィーリングの変化


自分の体感としては
1kg減少で「体が軽い」
2kg減少で「踏んだ感覚以上にバイクが進む」
3kg減少で「勝手にバイクが登っていく!体に羽が生えたようだ!筋肉万歳!」
今まで体感したのは3kg減少がマックスですので、これ以上に体重が減るとどうなるかは未知の世界です。
この感覚はただ単に体重を絞って登るクライマーでは体感できないものだと思います。
そもそも、単純に体重を絞る減量は体調不良の危険が付いて回るのであまりお勧めしていません。
本題に戻りますと、以上の事より筋肉ライマーを目指すためにはギアを重めに設定する必要はありません。
わざわざ倍数の大きい重いギアを使わなくても、重い体重で登るために脚に負荷がかかるからです。
ちなみに自分が使っているギアは前が53-39で後ろが27Tか29Tをレースによって使い分けます。
これを倍数が高いか低いかは人によって判断が変わるかと思いますが、選手の目線からすれば特に重いギアが付いているとは言えません。
TOJの富士山ステージでもない限りは39×29で登れない坂というのは存在しないからです。

高負荷のトレーニングはギアをかけるだけで対応できる


負荷を上げたければギア倍数を上げればいいだけなのです。
登りにおいて53×12なんてギアを使えば大抵は超低回転になります。
というよりも、止まってしまって立ちゴケします。
コンパクトクランクにしても大きいリアスプロケットにしても同じです。
わざわざ無理してノーマルクランクや小さいスプロケットを使用せずとも、上記の組み合わせでも倍数の大きいギアを選択すれば負荷をかけることは簡単にできます。
クランクやリアスプロケットに関しては、自分が走るレースの種類や脚力に合わせて選ぶ方がより良い効果を得ることが出来ます。
脚力が強かったり、平坦系のレースに多く出る方はギア倍数が大きくなるようにノーマルクランクや小さいリアスプロケットを。
これはギア倍数が大きくても踏み切れるという理由と、スピードの上がる平坦系のレースではギア倍数が大きくないと脚が回り切ってしまい踏めなくなるからです。
逆に脚力が弱かったりヒルクライム系のレースに多く出る方はコンパクトクランクと大きいリアスプロケットがオススメです。
さっきとは逆の理由で、脚力が弱い方が無理にギア倍数の大きい物を使ってしまうと途中で力尽きたり体を壊しやすいという点と、スピードの落ちるヒルクライム系のレースでは、倍数が小さくないとケイデンスが下がり過ぎてしまい踏めなくなるからです。
力で押し切る筋肉ライマーはヒルクライム系のレースでも大きい倍数のギアでも登り切ることが可能です。
これはヒルクライム系のレースではあるが、脚力があるのでスピードが落ちにくい&落ちても踏める、からです。
何度も言っていますが注意してもらいたいのは「普段から倍数の高いギアを踏んでいるから力がある」のではなく「普段のトレーニングで力を付けることが出来たから倍数の高いギアが踏める」という事です。
言いたいことは「無理にギア倍数を上げようとするのではなく自分の脚力に合ったギア倍数をチョイスしてください」という事です。

フロントギアの差が大きい場合にはチェーンの脱落に注意


4アームのクランクが登場してからはアウターとインナーのギアを取り付ける位置が違うため、大きいアウターギアを使いつつも小さいインナーギアを使うことが出来るようになりました。
しかしフロントギアの組み合わせに関しては、歯数の差16以上になるような大きすぎるものは推奨しません。
フロントギアのアウトとインのギアの歯数の差が大きくなればなるほど、カバーできるギア倍数の範囲は広がります。
しかしその分フロントのギアのアウトとインでのギア板のサイズの違いが大きくなりすぎるためチェーンの脱落が起きやすくなります。
自転車屋さんで調整してもらっている方は気にする必要が無いと思いますが、個人でバイクを弄って楽しんでおられる方は気を付けてください。
一応、ギアの歯数の差により生まれるチェーンの弛みを解消するためにロングゲージのリアディレイラーが存在する訳ですが、チェーンが長くなれば長くなるほど、衝撃での弛みは大きくなるのでチェーンが脱落するリスクは上がってしまいます。
結局はデフォルトで用意されているギアの組み合わせが一番バランスがいいという事ですね。

今回の内容を参考にしてもらいながら、色々と試行錯誤して自分の脚力に合ったギアを見つけてください。 amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

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