Genki一杯

Top Page > 日記 > 選手生活 > 自転車乗りが毛を剃る理由自転車乗りが毛を剃る理由

自転車乗りが毛を剃る理由自転車乗りが毛を剃る理由

CATEGORY選手生活
"自転車選手が毛を剃っている"という話は意外と有名な話です。
今回はそのことについて個人的な見解も含めて触れていきたいと思います。



今となっては普通な「毛を剃る」という行為も、初めて聞いた時には驚いたことを今でも覚えています。
高校の先輩から「明日からすね毛剃ってくるように」と言われた際に「何の罰ゲーム?」と思いました。
直後に先輩の脚を見せてもらって納得するのですが。
ロードレースにおいて毛を剃るというのは普通の行為です。


毛を剃る理由は?


まずは「怪我の回復を早める」という観点からです。
自転車には落車は付き物と言えます。
そこで落車して擦過傷等が出来た際にその傷口に毛が絡んで回復が遅くなってしまわないように毛を剃るという事を聞きました。
ですが、これに関しては少し懐疑的な気持ちを自分は持ってしまっています。
なぜなら怪我を負う可能性が高い箇所で毛を剃っているのは「脚」になります。
しかしその部位に負う怪我というのはたいていが「ズル剥け」状態であり毛が生えていようともゴッソリ削り取られている可能性が大だからです。
怪我残るような怪我の際には毛が無いし、毛が残るような怪我の際には浅い怪我で済んでいるという話です。

マッサージも大きな理由の一つ


自分としては「マッサージ」を受ける際にマッサージャーや選手が不愉快な思いをしないためというのが大きい理由だと考えています。
日本のマッサージと違いヨーロッパのマッサージはオイルがメインになります。
オイルマッサージは肌をなぞって行いますので毛が生えているとマッサージする側は手に刺さって不愉快です。
聞いて話では毛が生えていると「毛を剃って出直してい来い」というマッサージャーも居るぐらいらしいです。
自分は出会ったことがありませんが。
また選手側からしても中途半端に毛が残っていると引っ張られて痛いです。
気持ち良さではなく如何に早く解すかを重要としているため選手向けのオイルマッサージはかなり力強く押されます。
そこで毛が残っているとかなり引っ張られる訳ですね。
また、毛が生えているとオイルが毛に吸収されてしまい、必要以上にオイルを消費するということもあります。
オイルマッサージという面では選手、マッサージゃ―、オイルの使用量といういろいろな面に置いて「毛を剃る」というのが最適解になるのです。

毛が無いと筋肉が映えるし、空気抵抗も下がる!


それ以外にも見た目を綺麗にするためにも毛を剃っているのだろうと思っています。
毛が無い方が筋肉のラインが見えやすく綺麗ですし、強そうに見えます。
自分が高校生の頃なんかは見た目で強さを演出するためにスタート前にオイルを塗ってテカテカにしていました。
ボディビルか!っていうね。
また、空気抵抗も毛を剃ることで変わったりします。
タイムトライアルに置いてボディスーツ(ワンピース)を着るよりも「ひげ」や「すね毛」を綺麗に剃る方った空力的に効果が高いという事を見たことがあります。
タイムトライアルで結果を残したい方は2万以上する上に何回使うか分からないボディスーツを買うよりもしっかりと毛を剃った方が効果的です。

衛生面でも効果があるかも?


そして最後に、あまり語られてはいない面ではあるのですが衛生面においても毛をそるというのは高い効果があるのではないかと自分は考えています。
ヨーロッパの選手は毛を剃ります。
すね毛のみでなく様々な部分の毛を、どことは言いませんが様々な部分です。
5時間6時間もの間、密着度の高いウェアを着て運動し続けることがよくあるロードレース。
汗もかなり搔きますし、巻き上げとうで汚れます。
少しでも菌の発生や増加は防ぎたいところ。
そこで菌の温床となりそうな部分の毛を剃ってしまおうという考えです。
自分も長時間の練習で股ズレが発生しだした時には毛を剃ることで事態を好転させていることもあります。
股ズレ対策にはクリームを塗るのも良いですが毛を剃ることによって改善される場合も多々あります。

これで毛を剃ることにはたくさんのメリットがあるという事を理解してもらえたのではないかと思います。
皆さんも毛の処理を始められて見てはいかがでしょうか?
ちなみに自分は毛の処理に電動シェイバを使用しています。
水無し、肌を傷付けること無しでオススメですよ! amazonをお気に入り登録される際はこちらからどうぞ!

山本元喜のYouTubeチャンネルはコチラ!

山本元喜の本はコチラ!

COMMENTS

0 Comments
There are no comments yet.

REPLY

Leave a reply