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JBCF東日本ロードクラシック DAY3

クラス:Jプロツアー
開催地:群馬CSC
日程:7月25日
距離:132km



天候:雨

出場チームメイト:281中島康晴、282山本元喜、283椿大志、284新城雄大、285山本大喜、288トマ・ルバ


レース前のミーティング

今日のレースは3日間で一番距離が長い日。
キナンとしてはタフなレースが得意なので、後手に回らないように気を付けつつ、展開していきたい。
この2日間の動きから、それぞれの役割をしっかりとこなせるように、連携して動けるようにするという事で、話がまとまった。


レースレポート

今日のレースも号砲と同時にレースが始まる益戸スタート形式のレース。
JPTのランキングで上位10名の選手は前方からスタートすることが出来るので、かなり有利。
昨日はスタート直後に少し動き過ぎていた感じはあったので、今日は少し抑えることにする。
レーススタート前から本降りになった雨に対応するべく、今日はチューブレスでのスタートを選択した。
号砲開始のマスドスタートで始まったレースは、散発的にアタックと吸収を繰り返しながら、下りを終えて1号橋2号橋を含むアップダウン区間に入る。
しばらくアタックの仕掛け合いが続いた後、右京の横塚選手を含む2人が先行。
とりあえず、少数に逃げてもらい集団を落ち着かせたかったので、ペースを落としにかかる。
同様のチームが多かったようで、ペースダウンを計る有力チームとそこからアタックを仕掛ける選手、という構図になる。
2周目の途中で、横塚選手を含む3人逃げで一度集団が落ち着く。
集団側は5名くらいが先行しているだろうという認識で、有力チームからは横塚選手だけが入っているという事になっていた。
マトリックスがペースでコントロールしていると、2周目の心臓破りの坂で逃げから1人が帰って来る。
さらにタイムボードで逃げが2人と表示されると、集団内に「まだ逃げは確定していない、追加で逃げる選手が確実に出てくる」という緊張感が生まれる。
マトリックスはコントロールを緩めるが、レバンテフジを始めとした他のチームのペースアップによって、逃げとの差が詰まっていく。
3周目の心臓破りの坂で逃げが捕まり、再びアタックの仕掛け合いになる。
4周目に入り、下りもかなりのスピードで突っ込みながらアタックが続く。
自分は下りで位置を下げてしまい、集団前方の様子が分からなくなる。
再び前の状況が確認できたのが、5周目の心臓破りの坂。
集団先頭でアタックがかかっており、ペースがかなり上がっている。
後方に居ては勝負にならないので、登りで遅れる選手を交わしながら前に上がっていく。
かなり余分な脚を使ってしまったが、先頭まで上がることが出来た。
6周目に入り、かなり激しい動きが続く。
1号橋辺りで有力チームの選手を含む5名程がアタックを仕掛けたので、それを追う。
しかし、それまでに脚を使っていたことや、他の要因も加わり、完全に追いつき切れない。
脚がギリギリの状態で何とか追いつくが、直後の心臓破りの坂で踏めず、ドロップ。
オールアウト状態でメイン集団からも遅れる。
これはDNFもあり得ると考えていたが、後ろからパラパラと抜いてくる選手に合流して、走っていると、7周目のアップダウン区間でメイン集団のペースが落ちており、復帰。
前に上がり状況を確認すると、11人が逃げておりブリッツェンが3人入っているが、キナンは誰も入っていない。
話し合った結果キナンは追走しない、という結論に至る。
先頭に出ず、他のチームの動きがあるか様子をみることになる。
逃げとのタイム差が広がりながら周回数を消化していく。
8周目の心臓破りの坂で集団から抜け出し、補給所でバイクチェンジ。
集団をコントロールするチームは出てこず、タイム差だけがドンドンと広がっていく。
3分半までタイム差の開いた10周目に佐野さんと織田選手がブリッヂを仕掛けに行くが、集団は見送る。
タイム差が4分まで開こうかという12周目になり、さいたまディレーブとヴィクトワール広島が中心になり、追走に近いコントロールを開始する。
13周目に入り、逃げに複数名選手を送り込んでいる、ブリッツェンと右京以外のコンチネンタルチームも数名をローテーションに出し合って、追走する。
タイム差が少しずつ詰まり始め、ローテーションのメンバーの入れ替わりが何度か起きる。
16周回が完了し、ラスト7周でマトリックスがメインでコントロールし、タイム差3分15秒。
愛三にコントロールが変わり、ラスト6周でタイム差が3分を切る。
心臓破りの坂の手前の区間でトマと雄大が前に上がっていくので、それに合わせて上がろうとするが、離れてしまう。
トマとしてはここからキナンで一気に先頭を牽き倒して、逃げとの差を詰め切るという考えだったのだが、雄大にしか伝わっておらず連係ミス。
逆に、脚に結構脚に来ている自分としてはトマの意図が分かっておらず、ここから何が起こるのか戦々恐々状態。
そして心臓破りの坂が始まると同時にトマが先頭でペースアップする。
しかし、そのペースアップが激しすぎて、初めはアタックしたのかと勘違いしたほど。
集団も一気に崩壊し、バラバラに中切れが発生する中で、ここで遅れるわけにはいかないと、前を追う選手のグループに付く。
トマと雄大、そして愛三のローテーションでタイム差が激烈に詰まる。
ラスト4周に入る頃にはタイム差1分まで詰まる。
かなり詰まっているのだが、付いている側も疲労が激しく、集団の人数も20人にまで絞り込まれていることで、あと一歩が詰め切れない。
トマがローテーションから下がるとペースが落ちてしまう。
ラスト3周でタイム差が30秒を前後し続ける。
ラスト3周の心臓破りの坂の頂上から、マトリックスのキンテロ選手のアタックを皮切りに集団が一気に伸びる。
ここで一気に差が詰まり切るかと、思ったのだが届かず。
ラスト2周に入り、心臓破りの坂に差し掛かるまでに、キンテロ選手を始めとした飛び出したメンバーが集団に追いつかれ、逃げとのタイム差が25秒。
集団では牽きではなく、アタックに切り替わり、ブリッツェンの小野寺選手がキッチリとフォローに回っている。
ラスト1周に入り、補給所を越えたタイミングで自分がアタック。
下りで先行するが、下り切ったところで畑中さんが追いついてくる。
2人でローテ―ショーンを回しにかかるが、登りで自分が踏んだことで1人になる。
そのまま踏み続けていると、後ろから弱虫ペダルの村田選手と那須ブラーゼンの佐藤選手が追いついて来る。
3人で回すが、心臓破りの坂の麓までに集団に吸収される。
最後のあがきに心臓破りの坂で麓からシッティングのままアタックして、千切りにかかる。
ナショナルチームの選手と2人になり、そのまま集団からの逃げ切りを狙うが、ラスト1kmを切ったところで捕まる。
そのまま集団の後方でゴール。


感想

久々にタイミングを逃した、と感じたレースだった。
11人の逃げが出来た際に、集団の20番手以内に居れば確実に乗れていただろうから、かなり勿体なかったと感じる。
キナンとしてはトマが今年から国内レースに参戦してくれているおかげで、戦力として圧倒的な部分があり、様々な場面で余裕を持つことが出来ている。
そこの連携を極めていくことが出来れば、初日のように勝つことが出来るし、失敗すれば3日目のように負ける。
連携次第で勝ちにかなり近づけるというのは、今後のレースに向けて重要な収穫だったと思う。
3日目のレースに関しては、トマと雄大がローテーションを始めた時点で、自分も加わって牽いていれば、確実に逃げを捕まえることが出来ていたハズ。
そこで、「脚がキツイ」という気持ちと「捕まえた後に脚を残しておきたい」という気持ちが先行してしまったために、牽きに加われず、中途半端な結果にしてしまい、申し訳なかった。
まずは絶対的不利である「キナンの乗っていない逃げ」を確実に潰すという事を優先し、そこから先のことは、潰した後の各自の脚の状態を確認して決めれば良かったはず。
3日間とおして、成功も失敗も経験し、かなりの経験値を積むことが出来たので、次に繋げてさらに成績を狙えるようになりたい。


キツさレベル
10
最初の疲労が最後まで付きまとっており、後半のペースアップで常に苦しんでいた。


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