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JCL湧水の郷しおやクリテリウム

クラス:JCL
開催地:栃木県
日程:10月31日
距離:80km



天候:晴れ

出場チームメイト:82畑中勇介、83山本元喜、84新城雄大、85山本大喜、86花田聖誠、90トマ・ルバ


レースレポート

今回は中島さん不在のクリテリウム、という事で積極的に崩しに行く作戦を取る。
具体的にはスプリンターを抱えており、集団をまとめて来るであろうブリッツェンやスパークルに対して攻撃を仕掛け続けることで消耗戦に持ち込みたかった。
もっとも、自分達だけで攻撃していても仕方が無いので、他のチームが攻撃を仕掛ける前提で、その勢いを継続させる、或いは追加で攻撃を仕掛ける形でレースをかき混ぜる方向で作戦を固めた。
レース距離が80kmを越えるという事もクリテリウムとしては珍しく、消耗戦の追い風になるだろうと予想できた。

という訳で、レース開始。
3km弱の四角形のコースを30周するレースだったが、序盤の直線に一カ所連続コーナーがあったため、1周目だけはニュートラル走行でコーナーを確認し、その後レース開始、という事になった。
自分は山岳賞ジャージを着用しているので先頭からのスタート。
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約半周のパレード走行を終えてレース開始。
周りの動きに合わせつつ、レースの勢いが落ちないようにかき混ぜ続ける方向で動いていく。
再序盤に何度か動いてみたが決まらず。
それに関しては元々想定していたことで、決まるまでかき混ぜ続ける、というのが今回の要点であった。
単独の逃げが発生し、ブリッツェンがコントロールを開始しようとする場面もあったが、その際に追加でブリッジを仕掛けたり、集団のペースを引き上げて吸収してしまう事で、振り出しに戻す、という事もした。
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ある程度動いたタイミングで、位置のキープに失敗してしまい、集団中盤へ下がってしまう。
それからしばらくの間はコーナーで伸びては直線でも加速する集団のインターバルに中々に泣かされながら、耐える時間が始まる。
前に上がりたいがタイミングが掴めず、ジワジワと脚だけが消耗されていく。
幸いにも前は前で大喜や雄大が対応してくれていたので、キナンにとって最悪な展開にはなっていなかった。
そんなこんなでアタックと吸収を繰り返しつつ、ゴチャゴチャが続いた結果、7名程の逃げが形成された。
最初に花田を含む5名程が抜け出した先に増田さん達が合流した形で形成された7名。
結構脚のある選手が入っていたため、花田では心配な面もあったが、一旦は様子を見ることになる。
しかし、やはり逃げにかなりの勢いがあったため、想定以上の速さでタイムギャップが開いていく。
勝ち逃げになる可能性も高く、追加で数名を送り込んだ方が良い、という判断もあって追走集団を形成しに行く。
その動きによって集団が加速し、途中で10数秒まで迫ることもあったが、結局は離れて7名で決まる。
残ったメンバーで相談し、今はこのままでもいい、という判断となった。
ブリッツェンからは増田さんとアベタカさんが入っていたことで、逃げ切らしていい、という判断があったようで当然、牽引は行わなかった。
そこで地元チームのブラーゼンが集団の牽引を開始。
レバンテの佐野さんも加わったことで結構良いペースで逃げを追う展開になる。
タイム差30秒ほどでの攻防が続き、徐々に20秒ほどまで詰まる。
逃げに乗っている花田は調子はいいが、ゴール勝負になった際にどういう結果になるのかは未知数、という状況。
一旦は逃げ切りの方向で作戦を考えても居たが、大喜でゴールスプリントを狙う事でポイントを重ねるのもジャージキープには有効、という事もあって集団の牽引に選手を加えることになる。
最初は自分が加わろうとしたが、相談の結果、畑中さんがローテーションに加わってくれた。
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丁度ローテーションの勢いが落ちかけており、逃げとのタイム差の詰まり方の勢いが落ちたところだったので、吸収するのであればギリギリの判断だった気がする。
再度集団の牽引が加速したことで残り数周の時点で逃げの吸収に成功する。
そこからは、再びスプリンターチームに主導権を握らせないようにかき混ぜる展開に持ち込み、消耗戦を仕掛けに行く。
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スプリンターを擁しないチームも多くかなりの頻度でアタックと吸収を繰り返す激しい展開となる。
大喜を残しつつ、自分や畑中さん、雄大、花田で逃げに入っては逃げ切りを狙って動く。
何度か逃げ切りそうな動きは生まれたものの、結局は集団一つ。
しかし激しい展開の結果、スプリンターチームも人数を残せておらず、脚的にもかなりキテいる状態。
若干の泥沼感のあるスプリント状態でゴールへ。
大喜が単独でもがいたが、表彰台には届かずの4位。
しかし、しっかりとJCLのポイントは重ねたことでイエロージャージの安定感は増した。


感想

チームで決めた目的に対して連携して動くことが出来て良かった。
レース中の判断も中途半端になることが無く、早め早めに判断して対応できたのも良かったと思う。
ゴールスプリントに関しては大喜単独での動きとなってしまっていたので、そこに対してサポートできるような態勢があればまた違ったのかな?とも感じた。
スプリンターの中島さんが欠けた状態である程度の成績を残せたことは一つの成果ではあったと思う。


キツさレベル


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