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2022ツール・ド・北海道 第1ステージ

クラス:UCI2.2
開催地:北海道
日程:9月9日
距離:168km






天候:晴れ
出場チームメイト:21トマ・ルバ、22マルコス・ガルシア、23山本元喜、24新城雄大、25山本大喜


レースレポート

久しぶりのラインレース。
チームとしてはトマ、マルコス、大喜が登りで勝負し、基本的には自分と雄大がアシストに回る作戦。
自分自身のコンディションとしてはかなり微妙。
直前の古座川ではコロナ明けから1か月も経っていないということもあり、そうとう苦しんだ。
1週間で状況が良くなるとは考えづらく、今回も相応に苦しむ覚悟では来ているが、千切れるにしても出来る限り仕事をしたうえで、というのが大前提になる。
というわけで予定通りにレーススタート。
今回は3kmのパレードを挟んでレース開始。
開始直後にそのままEFの岡選手が軽く踏んでいき、それがそのまま先行していく。
レース前の予想では学生がワンチャン狙いの逃げを狙ってアタックを繰り返すかと思っていたが、そんな様子は全くなく、岡選手の単独先行に対して今度は雄大がブリッジする。
雄大も単独で見送られ、2人先行状態でレースが一旦落ち着く。
どこのチームがまとまってコントロールするでもなく、意思のない先頭の牽引を前方で眺めながらレースが進行する。
タイム差が広がりだしてからEFが追加でアタックを仕掛けていたが決まらず、2名が先行のまま1つ目のKOMに入る。
入り口からアタックがかかり始め、10名前後が抜け出すので、そこに反応して前々で動き、チームとして後手を踏むことが無いようにチェックに入り続ける。
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1回目の山岳のペースアップで雄大と岡選手を吸収し、そのままの流れで山頂を通過する際に自分が前方に居たので、とりあえずもがいてKOMを1位通過しておく。
この後の山岳で爆散する可能性が高かったが、万が一ポイントを獲れるような状況になった際に後から後悔したくない。
下りで若干集団が分裂することもあったが、基本的にはそのまま2つ目のKOMを含む山岳に入っていく。
山岳の入り口に中間スプリントが設定されており、雄大の発射で大喜がもがいていた。
雄大は発射した反動で結構いい勢いで集団の後方に下がっていった。
そのまま山岳が始まったので集団のペースが一気に上がると大喜が取り残される危険があると思い、集団の先頭に出てペースを少しコントロールしていたが、中間でもがいたメンバーが一定のペースで登っており、そこに集団からパラパラとブリッジがかかる。
自分の耐えられる領域よりも少し高かったので、付いて行くとオールアウトする危険がある、と判断し自分のペースに切り替えて登って行った。
先頭は17名が一つのグループになり通過し、自分の居るグループがそれに続く形。
自分たちの集団も17名ほどで前を追う雰囲気があったので、トマ、マルコス、大喜の3人が入っているキナンとしては追いつかれるのは都合が良くなかったので、時々先頭に出て分かりにくい程度にペースを落としていた。
他の選手も苦しいのか、自分が落としていても無理に抜いてくることが無く、先頭の17名はジワジワと離れていき、だいたいのレースの形が確定した。
先行する17名とそれを追う第2集団という形でレースが進む。
人数を乗せれていないチームは前に追いつきたいので必死で1分差の先頭集団を追い続ける。
キナンとしては前に追いつく必要が無いので、最後尾で付いているだけでいいのだが、あまりローテーションがうまく回っておらず、かなりギクシャクしており、そのせいで後方はかなりインターバルがかかっていた。
集団後方で休みたかったのに全然休めず、結構な消耗をしながら3回目のKOMへ。
入り口から良い勢いで登り始めたので、これは付いて行けない、と判断し遅れる。
登り切ってからも結構な距離が残っているので、タイムアウトを避けるためにも体力を残しながら登り切る必要がある。
登りで遅れた自分と、北海道選抜の小橋選手と日本体育大学の学生、の3人で頂上をクリア後に前から遅れてきた那須ブラーゼンの西尾選手を加えた4名でローテーションを回し、先頭から16分遅れのタイムアウト以内でゴールすることが出来た。
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感想

前半は調子よく動くことが出来ていたが、後半にかけてダメージで辛くなっていった。
当然と言えば当然ではあるのだが、明らかにスタミナが減っているな、という印象を受ける。
前半に無理をし過ぎるとゴールできなくなる可能性もあるので、そのギリギリのラインを見極めつつ仕事をこなしていきたい。
しっかりとこの3日間を走り切ることを目標に諦めずに頑張りたい。


キツさレベル
10
体も辛いが、精神的にも疲れた。
特に3回目の山岳で遅れてからのタイムアウトの見えない恐怖との闘いが疲れた。
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